
『杜の街グレース』(岡山市北区下石井)の杜の街プラザ2階にあるパブリックアートラウンジ「Le Mette Adeline(ルメテ アデリン)」では、2026年10月1日(木)から2027年1月31日(日)まで、ART LOUNGE PROJECT #9「かわいいという母語 KAWAII, A MOTHER TONGUE」を開催します。本展では、日本を代表する文化の一つである「かわいい」をテーマに、国内外で注目を集める8人の若手アーティストによる作品を展示します。
■展示の見どころ
「かわいい」という言語をアートの視点から考える企画展「かわいい」という言葉は、日本のポップカルチャーを象徴する存在として世界中に広がっています。本展では、その「かわいい」を単なる愛らしさやデザインの特徴ではなく、人々があらゆる感情を表現するための“言語”として捉え直します。作品を通して、優しさや懐かしさだけでなく、時に、複雑で相反する感情までもが表現される「かわいい」という “共通言語”について、アートの視点から見つめ直す企画展です。
個性豊かな8人の若手アーティストが参加
本展には、国内外で注目を集める8人の若手アーティストが参加します。作風やモチーフはそれぞれ異なりますが、どの作品にも私たちが直感的に「かわいい」と感じる共通の感覚が存在します。その表現の違いや広がりを通して、現代における「かわいい」の多様なあり方を探求します。
初めて現代アートに触れる方も楽しめる
展示作品には、猫や動物、少女、花柄、空想上の生き物など、親しみやすいモチーフが数多く登場します。一見すると「かわいい」作品の中に、さまざまな物語やメッセージが込められており、現代アートの魅力を身近に感じていただけます。
■開催概要
企画展名:ART LOUNGE PROJECT #9 「かわいいという母語 KAWAII, A MOTHER TONGUE」会期:2026年10月1日(木)~2027年1月31日(日)
時間:11:00 ~ 18:00
入場:無料
会場:Le Mette Adeline(ルメテ アデリン) 杜の街プラザ2階 (岡山市北区下石井2-10-8)
■参加アーティスト(五十音・英数字順)
青山夢|AOYAMA Yume1997年茨城県生まれ。2020年、東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業。2022年、同大学院修士課程芸術文化専攻絵画領域修了。ポリエステル生地に油彩とアクリルを重ね、手縫いを思わせる線で断片を継ぎ合わせる。異なる時代の感覚をひとつの画面に共存させながら、身近な生きものに神話的な存在感を見出すアニミズム的なまなざしで、時代区分を超えた神話世界を構築している。
いいよ|iiyo
2000年生まれ。島根県出身。長岡造形大学美術工芸学科卒業後、新潟、東京を経て、現在は大阪を拠点に活動している。住む場所が変わるたびに、作風も大きく変化してきたという。
自分の気持ちに素直に、自由に描くことを大切にし、描くことを自身を慰め癒すプロセスとして捉えている。かつてはネガティブな感情をそのまま表現していたが、近年は過去の自分と手を繋ぎ、朗らかな画面を描くようになった。
近藤亜美|KONDO Ami
2000年東京都生まれ。2022年、東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻領域卒業。同年、卒業制作展にてZOKEI賞にノミネート。日常で目にするものをモチーフに絵画を制作している。モチーフは形として捉えることで、複数のモチーフの輪郭線を画面で構成している。エッジの効いた輪郭線を筆で描くことで、描き始めから完成までの画面に向き合う時間を大切にし、隣合う絵具の色と質感のコントラストによって個々のモチーフではなく画面全体のイメージを固めている。
筒井文那|TSUTSUI Fumina
1992年生まれ。静岡県在住。作品ごとに悲しくも暖かい小さな物語を作り、生と死、記憶、存在について描いている。記憶のなかで大切なもの、永遠にしたいものの記録媒体として作品をつくり、それらが化石のようにいつまでもこの世に残ることを願っている。
巻田はるか|MAKITA Haruka
1988年京都生まれ、大阪在住。2011年、京都精華大学デザイン学部ビジュアルデザイン学科イラストレーションコース卒業。浮世絵など過去の作品から影響を受けつつ現代の感覚を織り込み、時間の繋がりと流れをテーマに制作している。パネルに和紙を貼り、墨、岩絵具、水干絵具、胡粉といった伝統的な画材を用い、すべてアナログの手仕事で描き上げる。
ますだソフィ|MASUDA Sophie
1990年愛知県生まれ。幼少期をアメリカとオランダで過ごす。2012年、上智大学文学部フランス文学科卒業。2022年より画家としての活動を本格的に開始。東京を拠点とする。女の子と猫を主なモチーフとし、こだわりを持って描く黒い大きな目を、内面の機微を映す鏡であり、世界を真っ直ぐに見つめる純粋さを持つものとして捉えている。色鉛筆による柔らかな主線と、丹念に塗り重ねられたアクリル絵具の対比を通じて、親しみやすさの奥にある静かで深い内省の世界を表現している。
16mei
1995年生まれ。2017年頃より展示活動を開始。主にアクリル絵具を用いて制作する。在るものとないもの、現実と記憶、自由と閉塞、恐怖と安心。相反するものが同時に存在すること、そのどちらとも言い切れないあいだの感覚を作品の中で探っている。
BURUMORI|ブルモリ
2013年よりDTPデザインを学び、印刷業界での経験を経て、2022年より本格的に制作を開始。「弱さを肯定する」と「嗜虐心」をテーマに掲げ、圧倒的に弱い存在であるハムスターをメインキャラクターに据えている。弱者が強者に対し持つ恨みや妬みといった感情を人間が持つ純粋な心情のひとつと捉え、それが現実世界で暴力の抑止になる可能性を秘めていると考える。
■パブリックアートラウンジ「Le Mette Adeline (ルメテ アデリン)」
本ラウンジは、国内外で高く評価される現代美術家・名和晃平氏が空間デザインを監修したパブリックアートラウンジです。杜の街プラザ2階に位置し、アートを日常にひらき、地域文化の発信拠点となることを目指しています。Instagramアカウント(@lemetteadeline)
https://www.instagram.com/lemetteadeline/
3Dビュー:
https://my.matterport.com/show/?m=TTzevLTQTnn

<名和 晃平氏 プロフィール>
Sandwich Inc. 代表/彫刻家/京都芸術大学教授
1975 年生まれ。京都を拠点に活動。2003 年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。2009 年「Sandwich」を創設。

名和氏は、感覚に接続するインターフェイスとして、彫刻の「表皮」に着目し、セル ( 細胞・粒 ) という概念を機軸として、2002 年に情報化時代を象徴する「PixCell」を発表。生命と宇宙、感性とテクノロジーの関係をテーマに、重力で描くペインティング「Direction」やシリコーンオイルが空間に降り注ぐ「Force」、液面に現れる泡とグリッドの「Biomatrix」、そして泡そのものが巨大なボリュームに成長する「Foam」など、彫刻の定義を柔軟に解釈し、鑑賞者に素材の物性がひらかれてくるような知覚体験を生み出してきた。
近年では、アートパビリオン「洸庭」など、建築のプロジェクトも手がける。2015 年以降、ベルギーの振付家/ダンサーのダミアン・ジャレとの協働によるパフォーマンス作品「VESSEL」を国内外で公演中。2018 年にフランス・ルーヴル美術館ピラミッド内にて彫刻作品「Throne」を特別展示。
■アクセス情報
杜の街グレース所在地:岡山県岡山市北区下石井2-10-8
URL:https://www.morinomachi-grace.jp/
<アクセス>
岡電バス・両備バス「山陽新聞社前・杜の街入口」バス停より徒歩1分
JR岡山駅(地下改札口)より徒歩12分
岡山電気軌道「岡山駅前」電停より徒歩11分
<駐車場> 第1駐車場をご利用ください。(400台)
駐車料金:300円/1時間 ※24時間最大1,500円
駐車サービス:1,000円以上お買い上げで3時間無料
※駐車サービス利用の場合:最大料金1,500円→600円



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