※こちらは「かいサポ(お買いものサポーターチーム)」が編集・執筆した記事です。 

充電ケーブルに、画面って必要なんだろうか……? MATECH「PowerSight 240W」を見たとき、最初に思ったのはそれでした。

USB-Cケーブルのコネクタ部分に小さな液晶ディスプレイが付いていて、充電中の電圧や電流、電力をリアルタイムで表示してくれるというもの。

スマホでは何W、ノートPCでは何W。バッテリー残量によって数字が変わったり、充電器を替えると出力が変わったり。普段は見えない「充電の中身」がそのまま表示されると、ケーブルがちょっとした計測器みたいに見えてきます。

メーカーによると、液晶ディスプレイを搭載したUSB-Cケーブルとしては世界初とのこと(メーカー調べ、2025年10月)。この小さな画面が付くことで、充電ケーブルの使い勝手はどう変わるのか。実際に試してみました。

つないだ瞬間、充電の「中身」が見える

「PowerSight 240W」の使い方は簡単。普通のUSB-Cケーブルと変わりません。充電器とデバイスをつなぐと、ディスプレイが点灯。電圧(V)、電流(A)、電力(W)が表示されます。

普段使っているAnker「Nano II 65W」を利用し、Nothing Phone (3a) につないでみると表示は約23Wに。

続いてMacBook Neoでは、約28Wになりました。

数字そのものも興味深いのですが、見ていておもしろかったのは、ずっと同じ値ではないこと。表示を眺めていると、数値は細かく上下します。充電中の電力が一定ではないことも、画面を見ているとよくわかります。

「急速充電できている」と表示だけで知るのではなく、実際に何W流れているのかまで見える。これだけで、いつもの充電と少し違うように感じられます。

充電器を替えると、数字もちゃんと変わる

せっかく数字が見えるので、別の充電器も試してみました。

MacBook Neoを付属の純正20W充電器につなぐと、表示はおおむね約18Wに。瞬間的に20Wを少し超える表示になる場面もありましたが、多くの時間は18W前後で推移していました。

普段なら「こっちの充電器のほうが速い気がする」で終わるところを、その場で数字として確認できるのがこのケーブルのおもしろいところ。

充電が妙に遅いときにも、「そもそも何Wくらい流れているのか」を見られるだけで、原因を探る手がかりになります。

4つの表示。結局よく見るのはシンプルな画面

ディスプレイはタッチ操作に対応し、4種類の表示を切り替えられます。数字を中心にしたものや、電力の流れをアニメーションで見せるものなど、見せ方はそれぞれ。

最初はついつい切り替えたくなります。ただ、しばらく使っていると、個人的にはW数が大きく表示される画面を見ることが多くなりました。

充電状態によって表示色が変わる機能もあり、通常充電では青、高速充電時には緑になるとのこと。

ただ、高速充電と判定される細かな条件までは、メーカーの公開情報からは確認できませんでした。なので、色はひとつの目安。個人的には、実際のW数を見るほうがわかりやすく感じます。

最大240W対応。その余裕が使いやすい

「PowerSight 240W」の名前どおり、USB PD 3.1に対応し、最大240Wまでの給電に対応しています。

ただし、240Wという数字はあくまでケーブル側の上限。つなげば常に240Wで充電できるわけではなく、実際の電力は充電器とデバイス側の対応状況で決まります。

240W対応と聞くとかなり大げさに感じますが、実際のメリットは、スマホから高出力のノートPCまで同じケーブルを使いやすいことでしょう。

いまのところ240Wを必要としなくても、ケーブル側に余裕があれば機器を替えたときにも使い回せます。

頑丈そうな仕様も魅力的

ケーブル部分には、二重編みのナイロン素材を採用。メーカーによると、1万回以上の屈曲試験をクリアしているとのことです。実際に触ると、しなやかさはありつつ、細いケーブルのような頼りなさは感じません。

ディスプレイが付いているぶん、USB-C端子まわりも一般的なケーブルより大きめです。

長さは1.2m。デスク上でノートPCとスマホを使うには、取り回しやすい長さでした。そして結局、数日使っていていちばん印象に残ったのは、やっぱり画面。別に見なくても充電はできます。

それでもPCにつなぐと「何Wかな?」と確認してしまうし、数字が上下するとついつい眺めたくなります。

なくても困らない。でも、あると妙に楽しい。しかも充電が遅いときには、その画面がちゃんと役にも立ちます。

10月初旬、Amazonで購入した時点の価格は2,990円(税込)でした。単に充電できればいいなら、もっと安いケーブルはあります。でも、充電器を何台か使い分けていたり、USB-C機器が増えてきたりすると、「見える」ことにもちゃんと意味が出てくるはず。

「PowerSight 240W」は、ケーブルというより、充電環境をちょっと覗ける道具として考えるとおもしろい製品でした。

Photo / GIF: 山科拓郎

Image: Amazon

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価格および在庫状況は表示された10月18日10時のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で表示されている価格および在庫状況に関する情報が適用されます。
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