「亭主関白な元夫との生活は、子どもたちの成長だけが心の支えでした。
次男が無事に県外の会社へ就職が決まり、これからは元夫と二人きりの生活が始まるタイミングで離婚を切り出して、案の定猛反対されたけど私が家を出る形で別居、最後は元夫が折れて何とか別れることができました。
ずっと離婚したかったせいか、独身に戻ったと思うと寂しさより解放感がすごくて、しばらくはテンションが高かったですね。
付き合いの長い女友達がいて、元夫のひどい言動に耐える私にずっと離婚を勧めていたので、別れた報告をしたときは喜んでくれたのが嬉しかったです。
実家に住む両親の元へ戻って一ヶ月、ようやく新しい生活にも慣れてきた頃、その友人とランチに出かけたときのこと。
『すごい勇気だよね、この年になってから離婚するのって。今から生活を変えるって大変だし、世間体も気にしていたでしょう、片親だと子どもたちの進路に影響するかもって』
『もっと私にできることを考えたらよかった、ごめんね』
と泣かれてしまい、『離婚するって言われたときも実は半信半疑だったの』と告白されて、友人の前でどんな姿を見せていたのか、今さらのように申し訳ないと思いましたね……。
友人は離婚届を出すときに市役所まで付き添ってくれたのですが、私はそれで十分でした。
『ありがとう。これからはもっと前向きに生きるから』
と答えましたが、ちゃんと本音を知ることができてよかったと思っています。
友達はかけがえのない財産なのだと、一人になった今からこそ大切にしていきたいです」(女性/50代/金融)
離婚は個人の問題であって、仲の良い友人であっても、見守るしかない歯がゆさは苦しいものです。
こちらのケースでは、「愚痴を吐くだけで離婚する気はない」と思わせていたことも、友人の葛藤を深める一つでした。
離婚が叶ったからこそ伝えてもらえる本音は、関係を改めて築き直すきっかけになります。
心配してくれる人がいるありがたさを、忘れたくないですね。





























