外国人材の地域定着が課題となる中、スポーツと食を通じて、多文化共生のまちづくりへ
公益財団法人笹川スポーツ財団(東京都港区、理事長:渡邉一利、以下「SSF」)が推進する「アクティブシティ」事業の一環として、2026年11月1日(日)、山形県酒田市で、外国人住民と日本人住民がスポーツを通じて交流する「国際交流運動会」が開催されます。本イベントは、同事業のプログラム「SSFアクティブチャレンジ」を活用した取り組みです。
人口減少や少子高齢化が進む地方では、外国人材が地域の産業や暮らしを支える重要な存在となる一方、地域への定着や住民同士の交流が課題となっています。今回の運動会では、言葉や文化の違いにかかわらず、誰もが一緒に楽しめるスポーツと、山形県の郷土料理「芋煮」を通じて、外国人住民と日本人住民の交流を促進。互いへの理解を深め、地域でのつながりを育むことを目指します。

※プログラムの画像はイメージです
■ 背景:増加する外国人住民と、地域定着に向けた課題
山形県では、人口減少や少子高齢化が進む一方、外国人住民が増加しています。山形県が公表した資料によると、2025年末の県内外国人人口は10,879人で、前年から5.5%増加。県人口に占める割合は1.10%となっています。また、酒田市の在住外国人数は、2025年12月31日時点で685人となっています。※1、※2
一方、外国人材の地域定着は課題となっています。出入国在留管理庁が公表した資料によると、技能実習から特定技能1号への移行に伴い、山形県から他県へ住居地を移した外国人は360人、他県から山形県への転入者は253人で、107人の転出超過となっています。※3

こうした状況の中、外国人住民が地域で安心して暮らし、長く住み続けられる環境をつくるためには、雇用や生活環境の整備に加え、地域の人々との交流や日常的なつながりを育むことも重要です。
山形県は2025年3月に「山形県多文化共生推進プラン」を策定し、日本人も外国人も互いを認め合い地域を構成する一員として共に活躍できる社会の実現を目指しています。※4
こうした地域課題に対し、今回の取り組みでは、言葉や文化の違いを越えて人と人をつなぐ「スポーツ」の力に着目しました。
※1 山形県「外国人人口の推移、割合等」(2025年12月末現在)
https://www.pref.yamagata.jp/documents/44843/ratio2025_12.pdf
※2 酒田市「外国人国別登録者数」(2025年12月31日現在)
https://www.city.sakata.lg.jp/bunka/kokusaikouryu/zaijyuugaikokujinsuu.files/R7kokusekibetu.pdf
※3 出入国在留管理庁「技能実習から特定技能へ移行時の地域間異動状況」(2025年6月末現在)
https://www.moj.go.jp/isa/content/001453332.pdf
※4 山形県「山形県多文化共生推進プラン」(2025年3月策定)
https://www.pref.yamagata.jp/020040/bunkyo/kokusai/tabunka/tabunkakyousei-plan.html
■スポーツと食で、言葉や文化の壁を越える
「国際交流運動会」では、外国人住民と日本人住民がスポーツや食を通じて交流し、互いへの理解を深めます。今回の取り組みでは、次の3つを重視しています。
1. スポーツを通じた、言葉の壁を越える交流
言語や文化、運動経験の違いにかかわらず、一緒に体を動かすことで、外国人住民と日本人住民が自然に交流するきっかけをつくります。
2. 食を通じた相互理解と関係づくり
山形県の郷土料理「芋煮」を囲みながら、互いの文化や暮らしへの理解を深めます。
3. 地域との継続的なつながりづくり
運動会を地域との関係づくりの入口と位置付け、今後の交流や地域活動への参加につなげることを目指します。
■ 「国際交流運動会」開催概要

■ 【申し込み・お問い合わせ】 酒田市国際交流サロン
電話:0234-26-5615
メール:kokusai@city.sakata.lg.jp

申し込みフォーム
■ スポーツを地域課題解決の「一歩」に―SSFアクティブチャレンジ

「SSFアクティブチャレンジ~スポーツで元気なまちづくり~」は、SSFが推進する「アクティブシティ」の一環として実施する全国プログラムです。性別や年代、日頃の運動・スポーツ習慣に関係なく、多くの住民が参加できる「住民総参加型」と、スポーツを通じた社会課題解決にチャレンジする「社会課題解決型」の2つの形態があります。
今回の酒田市の取り組みは「社会課題解決型」として、スポーツを外国人住民と日本人住民の交流を生み出すきっかけとして活用します。スポーツを楽しみ、互いを知り、地域の人々とつながる。そうした体験が、多文化共生や外国人住民の地域定着にどのようにつながるのか、その可能性を探ります。
■ スポーツで、地域はもっと変えられる。「アクティブシティ」という挑戦
SSFが推進する「アクティブシティ」は、地域のスポーツ課題や社会課題に対し、スポーツの多様な価値を活かして、課題解決やまちづくりを目指す自治体に伴走する取り組みです。行政、スポーツ、教育、健康・福祉、地域づくりなど、さまざまな分野の人や組織がつながり、地域課題の解決と住民のウェルビーイング向上を目指します。


■ 公益財団法人笹川スポーツ財団について
笹川スポーツ財団は、「スポーツ・フォー・エブリワン」の理念のもと、スポーツを通じて誰もが豊かに暮らせる社会の実現を目指すスポーツ分野のシンクタンクです。調査研究、政策提言、自治体等との実践事業を通じて、スポーツによる社会課題の解決に取り組んでいます。
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【酒田市×笹川スポーツ財団】
スポーツで「言葉の壁」を越える!外国人と日本人が交流する「国際交流運動会」を11月1日開催
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【本件に関するお問合せ先】
笹川スポーツ財団 広報担当:齊藤
TEL:03-6229-5300 info@ssf.or.jp
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