旅行や出張へ持ち出す前に押さえたいポイントをまとめた
旅行や出張先で仕事をしたり、動画や電子書籍を楽しんだりするために、ノートPCやタブレット端末を持ち運ぶ人も多いだろう。しかし、移動中は落下や圧迫による故障に加え、置き忘れや盗難、情報漏えいなどのリスクも高まる。 端末を安全に持ち運ぶには、ケース選びだけでなく、データのバックアップやセキュリティ対策も重要だ。そこで本記事では、旅行や出張へ持ち出す前に押さえたいポイントを紹介する。
持ち運び方に合ったケースを選ぶ
ケースは、普段使っているバッグに入れるのか、単体で持ち歩くのかなど、利用方法に合わせて選びたい。
購入時は画面サイズの表記だけで判断せず、ケースの内寸と端末本体の縦・横・厚さを照らし合わせよう。余裕がありすぎると中で端末が動き、きつすぎると出し入れしにくくなる。
また、移動中の衝撃に備えるなら、側面や角、底面にクッション材が入っているかも確認したい。雨や飲み物による水濡れが心配なら、撥水加工を施したタイプが候補となる。ただし、撥水と防水では性能が異なるため、製品の表示を確かめよう。
そして、充電器やマウスも持ち運ぶ場合は、仕切りや別ポケットに収納できるタイプが便利だ。硬い周辺機器が端末へ直接触れないよう、分けて収納したい。
移動中は衝撃や置き忘れに注意しよう
ケースへ入れていても、バッグの上に重い荷物を載せたり、満員の車内で圧迫されたりすれば、端末へ強い力が加わる。電車やバスの網棚、カフェの座席などに置く場合は、置き忘れや盗難にも注意しよう。
また、飛行機を利用する際は、手荷物のルールも確認しておきたい。特にバッテリーに関するルールは2026年に大幅に見直されたため、搭乗前に利用する航空会社の条件を必ず確認しよう。
出発前にバックアップとセキュリティ設定を済ませよう
故障や紛失によって端末を使えなくなる事態に備え、必要なデータはクラウドストレージや外付けストレージへバックアップしておこう。外付けストレージを使う場合は、端末と同じバッグに入れず、保管場所を分けたい。万が一盗難や置き忘れが起きても、バックアップまで同時に失う事態を避けられる。
情報漏えいを防ぐため、出発前には次の設定も見直そう。
・OSやソフトウェアを最新の状態にする
・パスワードや生体認証、自動ロックを設定する
・ストレージの暗号化機能を有効にする
・端末を探す機能や遠隔ロック機能を設定する
・持ち出すデータを必要最小限にする
なお、業務用端末は、会社が定める持ち出しルールが優先だ。
公共Wi-Fi利用時の情報漏えいを防ぐ
ホテルや空港、カフェなどの公衆無線LAN(公共Wi-Fi)には、通信内容の盗み見や偽のアクセスポイントといったリスクがある。施設名に似せたネットワーク名が表示されることもあるため、施設内の掲示やスタッフへの問い合わせを通じて、正しい接続先か確かめよう。
暗号化されていない公共Wi-Fiでは、ネットバンキングやクレジットカード番号の入力、機密情報の送受信を避けたい。仕事で利用する場合は、会社指定のVPNやスマートフォンのテザリングも選択肢となる。接続前には、ファイル共有とWi-Fiへの自動接続をオフにしておこう。
また、情報漏えいは、通信経由で起こるとは限らない。公共の場では画面ののぞき見やオンライン会議の音声にも注意し、機密情報を扱う作業は周囲から見聞きされにくい場所で行いたい。
持ち運ぶ際に端末とデータを守る準備を整えよう
旅行や出張でノートPCやタブレットを持ち運ぶときは、端末本体と保存されたデータの両方を守ることが大切だ。持ち運び方に合ったケースを選び、出発前にはバックアップや画面ロックなどの設定を済ませておこう。
移動中は衝撃や置き忘れに注意し、公共Wi-Fiでは接続先を十分に確認し、機密情報の送受信には注意したい。物理的な保護と情報セキュリティの両面から対策し、外出先でも安全に端末を利用しよう。(蔵永ゆうこ)
出典:情報処理推進機構|テレワークを行う際のセキュリティ上の注意事項
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/measures/telework.html
出典:情報処理推進機構|日常における情報セキュリティ対策
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/measures/everyday.html
出典:あんしんセキュリティ|フリーWi-Fi(公衆無線Wi-Fi)に危険性はある? 安全な接続方法やセキュリティ対策を紹介!
https://anshin-security.docomo.ne.jp/security_news/wifi/column001.html







