「産休・育休中の収入減」を不安に感じる妊婦は67.8%で最多。世帯年収によって「次の子」を望む割合に約2.6倍の差。

妊婦さん向け家庭用レンタルエコーサービス「ポケマム」を運営する株式会社スマートエコー(本社:鳥取県米子市)は、全国の妊婦320名を対象に「出産準備・ベビー用品・費用」に関する意識調査(妊婦意識調査 vol.5)を2026年9月に実施しました。
その結果、国や自治体の出産・育児支援給付金によって費用の負担が「十分に軽減されている」と感じる妊婦は6.6%にとどまり、90.3%が「まだ足りない」「あまり軽減されていると感じない」と答えました。費用面で最も多く挙がった不安は「産休・育休中の収入減」67.8%で、出産そのものにかかる費用に加えて“働けない期間”の家計への不安が大きいことがわかりました。
また、世帯年収によって「次の子」を望む割合に大きな差がみられたほか、出産準備では7割超の妊婦が情報の多さや取捨選択に悩んでいることも明らかになりました。
■ 調査結果のポイント
- 国や自治体の給付金で負担が「十分に軽減されている」と感じる妊婦は6.6%。90.3%が「まだ足りない」「あまり軽減されていると感じない」と回答しました。
- 費用面で最も多い不安は「産休・育休中の収入減」67.8%。働いている(休職中を含む)妊婦
では77.4%でした。
- 「次の子」を希望する割合は、世帯年収1,200万円以上で76.5%、400万円未満で29.2%と、約
2.6倍の差がありました。
- 出産準備で最も多い困りごとは「情報が多すぎて選べない」59.7%。情報源は「Instagram・
SNS」92.2%に対し、「産婦人科・助産師のアドバイス」は24.4%でした(複数回答)。
- (参考)社会を「寛容である」と感じている妊婦は23.1%。寛容さを感じている妊婦では次の子
を希望する割合が54.1%と、感じていない妊婦(38.2%)を上回りました。
■ 1. 給付金で負担が「十分軽減」はわずか6.6% 最も多い不安は「産休・育休中の収入減」

国や自治体の出産・育児支援給付金(出産育児一時金等)が費用の負担感を軽減しているかを尋ねたところ、「ある程度軽減されているが、まだ足りない」が60.3%、「あまり軽減されていると感じない」が30.0%で、合わせて90.3%でした。「十分に軽減されていると感じる」は6.6%にとどまりました。

出産・育児にかかる費用で不安に感じること(複数回答)では、「産休・育休中の収入減」が67.8%で最多となり、「教育費(将来に向けた)」56.2%、「出産入院費用(自己負担分)」50.9%が続きました。「産休・育休中の収入減」への不安は、働いている(休職中を含む)妊婦では77.4%にのぼりました。出産費用への直接的な支援に加えて、産休・育休期間を含めた家計全体を見通せる支援や情報提供が求められている可能性があります。
【回答者の声(自由記述より一部抜粋)】
・「出産育児一時金は出産費用で手出しが必要だし、一から全て揃えるとなると30-50万は絶対にかかります。国からもっと支援が必要だと思います。」(31~35歳・初産)・「国や行政の補助金、支援金が振り込まれることの遅さが気になります。産休、育休中で貯金を切り崩したり…お金の不安のある中で出産子育てをして行くことに不安を感じています。」(31~35歳・初産)
・「昔は出産一時金内で出産費用を賄えていたが、今は確実に赤字になる。」(36~40歳・3人目以上)
■ 2. 世帯年収で「次の子」への希望に約2.6倍の差

今後「もう一人(次の子)」を希望するか(「強く希望する」「どちらかといえば希望する」の合計)を世帯年収別に見ると、1,200万円以上では76.5%だったのに対し、400万円未満では29.2%にとどまり、約2.6倍の差がありました。400万~1,200万円未満の各層は37.7~42.5%で、1,200万円以上の層で特に高くなっています。経済的な見通しが、次の子を持ちたいという気持ちに関わっている可能性があります。
■ 3. 出産準備の壁は「情報の多さ」 7割超が取捨選択に直面

出産準備で大変・困ったと感じることは「情報が多すぎて選べない」59.7%が最も多く、「何が必要か・何が不要かわからない」56.6%、「収納・置き場所の確保が難しい」55.6%が続きました(複数回答)。「情報が多すぎて選べない」「何が必要か・何が不要かわからない」のいずれかを選んだ妊婦は71.6%にのぼりました。

出産準備の情報源は「Instagram・SNS」が92.2%で最も多く、「妊娠・育児アプリ(トツキトオカ・たまひよ等)」61.2%、「友人・先輩ママからの口コミ」52.8%が続きました。「産婦人科・助産師のアドバイス」は24.4%でした(複数回答)。情報が足りないのではなく、多すぎて選びきれない状況があるとみられます。
■ 4.(参考)社会の「寛容さ」への実感と、次の子への希望

日本社会が妊婦・子育て世帯に対して「寛容である」と感じている妊婦(「非常にそう思う」「ややそう思う」の合計)は23.1%にとどまりました。寛容さを感じている妊婦(74名)では、次の子を希望する割合(「強く希望する」「どちらかといえば希望する」の合計)が54.1%で、感じていない妊婦(246名)の38.2%を上回りました。費用への直接的な支援に加えて、妊婦・子育て世帯を支える社会全体の理解や雰囲気づくりが、次の家族を迎えたいという前向きな気持ちにも関わっていると考えられます。
■ 調査概要

※各調査データの構成比は小数第二位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
■ 株式会社スマートエコーについて

設立:2024年12月2日
所在地:
鳥取県米子市天神町2-48
東京都港区白金3-7-18-503
URL:https://pockemam.com/
妊婦さん向け家庭用レンタルエコーサービス「ポケマム」を展開。スマートフォンにエコーを接続するだけで、お腹の赤ちゃんの動画・心音を確認できます。「妊婦意識調査」は毎月テーマを変えて実施し、年間データは「妊婦白書」として発行予定です。
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