「しまわない」が正解? 決済も撮影も検索もスマホになった今、全員にストラップをすすめたい
【木村ヒデノリのTech Magic】スマートフォン(スマホ)を買ったらケースを付ける。ここまでは当たり前になったが、最近もう一つ急速に市民権を得ているアクセサリーが「スマホストラップ」だ。実をいうと、筆者はこれまでスマホストラップにそれほど必要性を感じていなかった。「スマホなんてポケットやバッグに入れておけばいい」と思っていたからだ。 ところがMOFTの「パッカブルマルチストラップ」を使い始めて、その考えが完全に変わった。なぜなら今のスマホは、もはや単なる「携帯電話」ではないからだ(テックジャーナリスト・木村ヒデノリ)。
電話から「生活のハブ」になったスマホ
改めて1日の行動を振り返ってみると、スマホを触る回数はかなり多い。買い物をすればスマホで決済し、電車に乗るにもスマホ。目的地までの道を調べ、写真や動画を撮り、家族や仕事相手と連絡を取る。音楽を聴くのも、予定を確認するのもスマホだ。つまりスマホは、さまざまなサービスや行動をつなぐ「生活のハブ」のような存在になっている。
そう考えると、そのたびにポケットやバッグから取り出して、使い終わったらまたしまうという行為は、意外と非効率だ。
ストラップなら必要な瞬間に手に取り、使い終わったらそのまま手を離せばいい。たったそれだけなのだが、一日に何十回も繰り返す動作だからこそ、その差は想像以上に大きかった。
ストラップだからこそ「金具」が重要
MOFTのパッカブルマルチストラップを使っていて特に気に入っているのが、接続部分だ。MOFTが独自開発した金属製のコネクターが採用されており、実際に触ってみてもかなりしっかりしている。スマホという決して安くないデバイスをぶら下げる以上、この安心感は重要だ。
基本的には2点で支える取り付け方がおすすめ。スマホが暴れにくく、歩いているときも安定する。
一方、筆者はこれまで使っていたケースをそのまま使いたかったので、ケースの充電端子部分から通す1穴タイプのアタッチメントを使用している。このあたりを自分の使い方に合わせて選べるのもいい。
ストラップがそのまま「バッグ」に変わる
さらに面白いのが、単にスマホをぶら下げるだけの製品ではないことだ。
ストラップ部分にはちょっとした収納スペースがあり、AirPodsのような小物なら入れておける。
そして付属する薄型のポーチは、普段はコンパクトに折りたたんで携帯できる。荷物が増えたときにはストラップをポーチ側に付け替えれば、そのまま小さなバッグになる。
スマホだけで出かけたいときはストラップ。少し荷物があるときはミニバッグ。キャッシュレス化が進んで財布すら持ち歩かない日が増えてきた今、このくらいのサイズ感がちょうどいい場面はかなり多い。
スマホを身につけるならスタンドも欲しくなる
そしてスマホを「しまわずに使う」ようになると、もう一つ手放せなくなったのがMOFTの「七変化マルチスタンド」だ。
筆者は以前から使っているが、磁力が強く、スマホをしっかり固定できる。折り方を変えることで高さや角度もかなり自由に変えられるので、単なるスマホスタンドというより、小型の可変アームに近い感覚だ。
机に置いて動画を見るのはもちろん、撮影時の簡易スタンドとしても使える。
より多機能な「8-in-1 多機能スタンド」もあるが、日常的に持ち歩くなら、この薄さと機能のバランスはかなり魅力的だ。
ストラップでスマホをすぐ手に取れるようにして、必要なときにはスタンドで置いて使う。この組み合わせに慣れると、スマホをバッグの奥にしまっていた頃にはなかなか戻れない。
完璧ではない。それでも使い続けている理由
もちろん不満がないわけではない。長く使っていると、スタンドの端やヒンジ周辺などが少し剥がれてくることがある。以前より耐久性は良くなっている印象だが、このあたりはさらに改善してほしいところだ。
それでも筆者が使い続けているのは、それ以上に「スマホを使うまでの手間」を減らしてくれるメリットが大きいからだ。
以前ならスマホストラップは「落下防止のためのアクセサリー」くらいに考えていた。しかし、実際に使ってみると、その本質は少し違うように思う。
決済も、検索も、ナビも、撮影も、コミュニケーションもスマホになった。スマホが生活のハブになったからこそ、必要な瞬間にすぐ使える状態にしておくこと自体に意味がある。
スマホは「収納して持ち歩くもの」から「身につけて使うもの」へ。だから今なら、スマホストラップを使っていない人にこそ、一度試してみてほしいと思う。







