株式会社NEXER Group・認知症に対する理解と備えに関する調査




■認知症の理解度と将来に向けての備えはどのくらい?
歳を重ねる中で、誰にとっても身近なものになり得るのが認知症です。高齢化が進む日本では、家族の介護や自身の将来と重ね合わせて考える人も少なくありません。

一方で、認知症の症状や進行の特徴、そして「もしものとき」に向けた備えについて、私たちはどれほど理解できているのでしょうか。

そこで今回は、社会福祉法人秀峰会と共同で、全国の男女500名を対象に「認知症に対する理解と備え」についてアンケート調査を実施しました。


※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXER Groupと社会福祉法人秀峰会による調査」である旨の記載
・社会福祉法人秀峰会(https://shuhokai.or.jp/)へのリンク設置


「認知症に対する理解と備えに関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年7月16日 ~ 7月23日
調査対象者:全国の男女
有効回答:500サンプル
質問内容:
質問1:あなたは「認知症」について、どの程度理解していますか?
質問2:認知症についての理解を深めたきっかけを教えてください。
質問3:あなたのご家族が認知症になった場合、在宅で介護できると思いますか?
質問4:そのように考える理由を教えてください。
質問5:あなた自身が将来認知症になることへの不安はありますか?
質問6:具体的にはどのような不安がありますか?(複数選択可)
質問7:認知症について、もっと情報が欲しいと感じますか?
質問8:どのような情報や備えがあれば、認知症に対して安心できると思いますか?(複数選択可)
質問9:最も重視するものと、その理由を教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

■22.0%が、認知症を「ほとんど知らない」と回答
まずは、「認知症」についてどの程度理解しているか聞いてみました。





その結果、「症状や進行、ケア方法まで具体的に理解している」と回答した人は5.2%でした。
また、「症状や進行のおおまかな内容は理解している」で38.0%、「言葉やイメージ程度は知っている」は34.8%となっています。一方で、「ほとんど知らない」は22.0%でした。

認知症という言葉自体は広く知られている一方で、症状や進行、ケア方法など、具体的な内容まで理解している人はまだ少ないことがわかります。

続いて、「症状や進行、ケア方法まで具体的に理解している」「症状や進行のおおまかな内容は理解している」と回答した人に、認知症について理解を深めたきっかけを聞いてみました。

認知症についての理解を深めたきっかけを教えてください。
・TV番組とかで見て。(20代・女性)
・祖母がそうだったから。(30代・女性)
・作業療法士だから。(30代・男性)
・ヘルプマンという漫画。(30代・男性)
・授業で習いました。(30代・女性)
・最近度忘れが多い。(30代・女性)


理解を深めるきっかけとしては、テレビ番組や漫画などのメディア、学校で学んだ経験、そして家族の介護や自身の変化など、身近な体験が多く挙げられました。
認知症について具体的に知る機会は、日常の中で自然に訪れるとは限らず、こうした身近なきっかけを通じて理解を深める人が多いようです。

■78.2%が、家族の認知症を「在宅で介護できないと思う」と回答
続いて、家族が認知症になった場合、在宅で介護できると思うか聞いてみました。





その結果、「まったくできないと思う」が39.0%、「あまりできないと思う」が39.2%と、あわせて78.2%が、在宅での介護は難しいと感じていました。
一方で、「ある程度はできると思う」は20.8%、「十分にできると思う」は1.0%にとどまります。

その理由も聞いてみたので一部紹介します。

「できないと思う」と回答した方
・優しく接してあげられるか心配。(20代・女性)
・在宅で介護するには、相当お金と体力に余裕がないとできない。(30代・女性)
・祖母の介護がとても大変だったので。(30代・男性)
・認知症は家で面倒見るのは大変だと思うから。プロに任せた方が良いと思う。(30代・女性)
・仕事に行かなきゃだから。(30代・女性)
・徘徊が始まったら24時間寝ずに見るなんて無理な話だから。(40代・女性)


「できると思う」と回答した方
・ある程度までは対応できると思う。しかし、日中つきっきりや、夜間も……となると、家族のみでの介護は難しいと思う。(30代・女性)
・事前に勉強すれば対処できそうなので。(40代・男性)
・全てを担うのは無理ですが、行政機関などを頼って何とか大半はできる気がするからです。(40代・女性)
・自分を犠牲にすればできると思うが、自分の生活は大切にしたい。(70代・男性)
・自分が健康なら出来そう。(70代・男性)
・できる限り自宅で介護するのは自然なことだと思う。(70代・男性)


「できないと思う」と回答した方からは、「相当お金と体力に余裕がないとできない」「仕事に行かなきゃだから」といった、仕事や日々の生活との両立の難しさ、経済的な負担を懸念する声が多く見られました。

また、「優しく接してあげられるか心配」といった精神的な負担への不安や、「祖母の介護がとても大変だった」という実体験も寄せられています。介護をひとりで、または家族だけで抱えることの難しさがうかがえます。

一方で、「できると思う」と回答した方からも、「自分を犠牲にすればできると思うが、自分の生活は大切にしたい。」という声があり、介護への思いと自身の生活とのバランスに悩む人もいるようです。

いざという時に慌てないためにも、介護が必要になった場合の役割分担や利用できる支援について、日頃から家族で話し合っておくことが大切だといえそうです。

■68.0%が、自身が将来認知症になることに「不安がある」と回答
続いて、自分自身が将来認知症になることへの不安はあるか聞いてみました。





その結果、「とても不安がある」が24.0%、「やや不安がある」が44.0%と、あわせて68.0%が、なんらかの不安を抱えていました。
一方で、「あまり不安はない」が19.2%、「まったく不安はない」が12.8%となっています。

認知症は高齢者だけの問題ではなく、誰にとっても将来的に関わる可能性があるテーマです。そのため、自分自身が認知症になった場合の生活や周囲への影響を考え、不安を感じる人が多いことがうかがえます。

■62.9%が、自分が認知症になったら「家族に介護の負担をかけること」が不安と回答
続いて、自身が将来認知症になることへの不安があると回答した方に、具体的にどんな不安があるのか聞いてみました。





最も多かったのは「家族に介護の負担をかけること」で62.9%でした。次いで「生活費や医療、介護費など経済的なこと」が49.4%、「周囲に迷惑をかけてしまうこと」が46.2%と続きます。

特徴的なのは、自分自身の不安だけでなく、家族への影響を心配する声が多かった点です。認知症を個人の健康問題としてだけではなく、家族の生活にも関わるものとして捉えている人が多いことがうかがえます。

また、経済的な負担への不安も上位に挙がっており、認知症への備えを考える際には、介護を担う人のことだけでなく、費用面や生活全体を含めて考えることの重要性が見えてきます。

■59.4%が、認知症について「もっと情報が欲しい」と回答
続いて、認知症についてもっと情報が欲しいと感じるか聞いてみました。





その結果、「とても感じる」が13.4%、「やや感じる」が46.0%と、あわせて59.4%が情報をもっと得たいと感じていました。一方で、「あまり感じない」は26.0%、「まったく感じない」が14.6%となっています。

認知症への不安を感じる人が多い一方で、「もっと知りたい」と考えている人も多いことがわかりました。不安の背景には、認知症そのものへの理解不足や、将来どのように備えればよいのかわからないという気持ちがあるのかもしれません。

■65.0%が、認知症についての欲しい情報や備えは、「予防や早期発見の方法に関する情報」と回答
最後に、認知症についてもっと情報が欲しいと感じると回答した方に、どのような情報や備えがあれば、認知症に対して安心できると思うか聞いてみました。





最も多かったのは、「予防や早期発見の方法に関する情報」で65.0%でした。次いで「症状や進行の段階など基礎知識をわかりやすく解説した情報」が54.2%、「利用できる公的制度や介護サービスに関する情報」が42.4%と続きます。

さらに、最も重視するものとその理由も聞いてみたので一部紹介します。

最も重視するものと、その理由を教えてください。
・早ければ早いほど良いと思ってるから。(20代・女性)
・とにかく情報が足りてないから。(30代・女性)
・予防。なりたくないから。(30代・男性)
・認知症になったら使える制度や受けられるサービスについての情報。認知症になる前に知っておく必要があるから。(30代・女性)
・家族に可能な限り負担をかけない方法。(30代・女性)
・実際に相談できる窓口などが気軽に使えるようになれば安心できます。(40代・女性)


多くの人が求めているのは、認知症にならないための情報だけではなく、早期発見や症状への理解、利用できる支援など、将来に向けて備えるための情報であることがわかりました。

「家族に可能な限り負担をかけない方法」「実際に相談できる窓口などが気軽に使えるようになれば安心できます」といった声からも、認知症への備えは本人だけでなく、家族も含めて考えたいという意識がうかがえます。

認知症について正しく知る機会や、必要なときに相談できる環境が整うことは、将来への不安を和らげ、本人や家族が安心して備えるための大きな支えになるといえそうです。

■まとめ
今回の調査からは、認知症という言葉自体は広く知られている一方で、症状や進行、ケア方法まで具体的に理解している人は5.2%にとどまることがわかりました。

また、家族が認知症になった場合の在宅介護については、78.2%が「難しい」と感じており、自身が将来認知症になることについても68.0%が不安を抱えています。その不安の背景には、家族への介護負担や経済的な心配が大きく関係しているようです。

一方で、多くの人が求めていたのは、予防や早期発見に関する知識、そして必要なときに頼れる相談先や支援制度についての情報でした。

認知症は、本人だけでなく家族の生活にも関わる身近なテーマです。だからこそ、元気なうちから正しい知識に触れ、利用できる制度や相談窓口を知っておくことが、将来への備えとなり、自分自身や家族の安心につながるのではないでしょうか。



<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXER Groupと社会福祉法人秀峰会による調査」である旨の記載
・社会福祉法人秀峰会(https://shuhokai.or.jp/)へのリンク設置


【社会福祉法人秀峰会について】
理事長:櫻井 大
本社所在地:〒221‐0844 神奈川県横浜市神奈川区沢渡1‐2 Jプロ高島台ビル 4階A
TEL:045-534-4186


【株式会社NEXER Groupについて】
本社:〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
URL:https://www.nexer.co.jp
事業内容:SEO、Webブランディング、Web広告、サイト制作、メディア
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