大学の空間と年齢の近い大学生の力で、家庭でも学校でもない居場所を各地に。安全管理と研修を本部が担い、各地の大学に広げる仕組みが評価されました。







NPO法人OIKOS(本部:東京都杉並区/代表理事:古川 陽登)は、大学生がつくる子どもの居場所「ゆーすぽっと」を各地に広げています。このたび、NPO法人OIKOSが応募した「ゆーすぽっと 大学生がつくる子どもの新しい居場所」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2026年度グッドデザイン・ニューホープ賞」において、仕組みのデザイン部門で受賞しました(受賞番号:26NHA040005)。
ゆーすぽっとは、各大学の学生が拠点を運営し、本部が立ち上げから継続までを伴走する仕組みです。2026年10月31日時点で、首都圏の9拠点で定期開催しています。
受賞ページ:https://newhope.g-mark.org/award/2026/26NHA040005.html

■OIKOSが向き合うこと

家庭や学校のほかに、安心していられる場所がない。困ったときに、相談窓口に行く前に気軽に話せる相手がいない。地域のつながりが薄れるなかで、かつて近所の大人や年上の存在が担っていた緩やかな見守りの接点は、意識してつくらなければ生まれにくくなっています。
「ゆーすぽっと」は、困りごとがはっきりしてから訪れる場所ではなく、日常の延長でふらっと来られる場所です。家庭や学校と並ぶもう一つの選択肢として、子どもが「ここにいていい」と思える時間と関係を、地域の中に増やしていきます。



■ゆーすぽっととは

ゆーすぽっとは、大学のキャンパスや地域の会場で、月1~3回、無料で開いている子どもの居場所です。子どもたちは大学生のボランティアメンバーと一緒に、大学の食堂での食事、遊び、宿題、何もしない時間を過ごし、季節ごとに農場での田植えや運動会なども行います。参加に所得などの条件は設けず、社会福祉協議会や地域のこども食堂、学校の協力を得て、支援が必要な家庭にも案内を届けています。








大学の余白を、子どもの居場所に
大学の食堂や教室、グラウンド、農場を無料で使わせていただくことで、少ない費用で継続して開くことができます。子どもがふだん入ることのない大学という場所そのものが、自分の世界を少し広げる体験になります。
親でも先生でもない、ナナメ上の大学生
年齢の近さが、心の距離の近さにつながります。評価する立場にない少し年上の大学生だからこそ、子どもは親や先生には話しにくいことも話してくれます。大学生には役職はなくても、話を聞く、遊びを広げるといった役割があります。目指すのは、子どもが「またね」と言って帰り、また戻ってこられる関係です。



■審査委員による評価

審査では、子どもが抱えるつながりの貧困に対し、親でも先生でもない大学生と、大学の余白の空間を生かす視点が評価されました。あわせて、安全管理と運営マニュアルを標準化し、各地の大学で展開できる仕組みに落とし込んでいる点、行政や企業の協力を得ながら実績を重ねている実装力にも触れられ、地域と子どもをつなぐ持続可能な社会装置としての広がりに期待が寄せられています。
(出典:https://newhope.g-mark.org/award/2026/26NHA040005.html)

■これまでの歩みと実績

数字で見るゆーすぽっと
- これまでに参加した子ども:延べ966名(2026年10月31日時点)
- 開催後のアンケートで「また来たい」と答えた子ども:95.1%(全拠点合計、2026年10月31日時点)
- 活動を毎月支えるマンスリーサポーター「フィロス」:261名(2026年10月31日時点)






運営中の拠点(2026年10月31日時点、9拠点)
東京大学、東京科学大学、駒澤大学、日本社会事業大学、大妻女子大学、横浜市立大学、明治学院大学、お茶の水女子大学、国際基督教大学の学生が、それぞれ拠点を運営し、定期的に開催しています。さらに、横浜国立大学、近畿大学、東京学芸大学、大正大学、早稲田大学の学生が、新しい拠点の立ち上げを準備しています。



これまでの歩み
- 2023年4月:学生団体として炊き出しの活動を始める
- 2024年11月:東京都荒川区で、学生だけで運営するこども食堂を始める
- 2025年6月:東京大学で、子どもの居場所「ゆーすぽっと」を始める
- 2026年5月:特定非営利活動法人として登記
- 2026年10月:2026年度グッドデザイン・ニューホープ賞 仕組みのデザイン部門 受賞

■ビジョンとミッション

ビジョンは「すべての子どもたちが明日を楽しみにできる社会」です。そのために、子どもが「またね」と言って帰り、また戻ってこられるオフラインの居場所を、大学生の力で各地に広げます。
- 「またね」と言えるオフラインの居場所を増やす
- 子どもたちが気軽に話せるナナメ上の学生とのつながりを増やす
- ありのままでいいんだと思える子どもを増やす




■代表コメント

NPO法人OIKOS 代表理事 古川 陽登
このたび、ゆーすぽっとをグッドデザイン・ニューホープ賞に選んでいただき、大変光栄に思います。この賞は、各拠点で子どもたちと向き合ってきた大学生のボランティアメンバー、場を使わせてくださっている大学や地域の皆さま、そして応援してくださるフィロスの皆さまと一緒にいただいたものだと受け止めています。
原点は、荒川区で学生だけで始めたこども食堂で、年齢の近い大学生だから話してくれる子どもたちの姿を見たことでした。その関係を、一人の熱意ではなく、仕組みとして各地に届けたい。今回、仕組みのデザインとして評価いただいたことを励みに、子どもが「またね」と言える場所を、これからも大学生の力で広げていきます。





■今後の展開と、ご支援のお願い

大学は全国に約800あり、そのどれもが施設と、社会に関わりたい学生を持っています。大学のキャンパスが地域の子どもの居場所になり、大学生がこれまで受け取ってきたものを子どもに送り、その子どもがいずれ誰かに送る側になる。NPO法人OIKOSは、大学をそうした恩送りの起点にしながら、すべての子どもたちが明日を楽しみにできる社会をめざします。
ゆーすぽっとの運営は、多くの方のご支援に支えられています。次のような形で、ともに居場所を広げていただける方を募っています。
- マンスリーサポーター「フィロス」:月100円から、毎月の活動を支える
- 企業連携プロジェクト「TRIAS」:企業の皆さまと協働することでゆーすぽっとで子どもたちに体験を提供する
- 単発のご寄付
- プロボノ:経営、デザイン、広報、法務などの専門性での参加

フィロスになって、ゆーすぽっとを応援する
TRIASで、子どもの体験を一緒につくる





■グッドデザイン・ニューホープ賞について



公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、学生や若手のつくり手を対象としたデザイン賞です。2026年度は第5回となり、応募総数1,060点のうち146点が受賞しました。
公式サイト:https://newhope.g-mark.org/



■NPO法人OIKOSについて



大学キャンパスを使った子どもの居場所「ゆーすぽっと」を運営し、家庭や学校だけではない、第三の居場所を全国へ広げています。



- 団体名:特定非営利活動法人OIKOS(NPO法人OIKOS)
- 代表者:代表理事 古川 陽登
- 設立:2023年4月(学生団体として)、2026年5月14日(法人設立)
- 所在地:〒168-0071 東京都杉並区高井戸西三丁目4番22-314号
- 事業内容:子どもの居場所「ゆーすぽっと」の運営、各大学での拠点の立ち上げと運営の伴走支援
- 公式サイト:https://www.npo-oikos.com/
- SNS/ Instagram:@oikos_npo / X:@oikos_npo / note:https://note.com/oikos_npo
- マンスリーサポーター「フィロス」:https://oikos-philos-lp.vercel.app/

この件に関するお問い合わせ:NPO法人OIKOS 広報担当 info@npo-oikos.com
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