南海トラフ巨大地震への関心も高まる今、地震学の第一人者が日本列島誕生の歴史から京都盆地の成り立ち、活断層と地下水の関係までを読み解く。




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私たちが暮らす日本列島は、どのようにして現在の姿になったのでしょうか。
そして、千年の都・京都を支える豊かな地下水は、どこからやってくるのでしょうか。

NHK文化センター京都教室では、京都大学第24代総長を務めた地震学者・尾池和夫氏を講師に迎え、「活断層のリスクと恩恵 ~地球科学でわかる 日本の大地と水~」を開講します。
日本列島7000万年の歴史から京都盆地110万年の形成史までをたどりながら、活断層や地震の仕組み、地下水との関係を学ぶ全3回の特別講座です。

近い将来の発生が懸念される南海トラフ巨大地震への関心が高まる一方で、活断層は災害リスクだけでなく、私たちの暮らしを支える豊かな地形や地下水を生み出してきました。
本講座では「脅威」と「恩恵」の両面から、大地と人間の関わりを見つめ直します。

●日本列島はどのようにして生まれたのか
本講座の第1回では、「日本列島7000万年史」をテーマに、日本列島誕生の歴史を大きな視点から学びます。
私たちの足元にある大地は、プレート運動や地殻変動によって長い時間をかけて形づくられてきました。地震や火山活動が多い理由も、その壮大な歴史の中で理解することができます。
ニュースで耳にする地震や活断層についての話題も、日本列島そのものの成り立ちを知ることで見え方が変わります。

●京都盆地110万年史 地下に広がるもうひとつの京都
第2回では、「京都盆地110万年史」をテーマに、京都という都市の成り立ちを地球科学の視点から探ります。
京都盆地は活断層の活動によって形成された地形の一つです。その地下には厚い地層が堆積し、豊かな地下水が蓄えられています。
酒造りや和菓子、豆腐など、京都の食文化や産業を支える良質な水。その背景には、長い年月をかけて形成された地質と地下構造があります。
普段は目にすることのできない「地下の京都」を知ることで、私たちの暮らしと自然との深いつながりが見えてきます。

●地震の仕組みを知り、災害に備える
第3回では、活断層と地震のメカニズムについて学びます。
地震はなぜ発生するのか。活断層とは何か。私たちはどのような知識を持ち、どのように備えるべきなのか。
地震への不安が高まる時代だからこそ、正確な科学的知識を身につけることが重要です。本講座では、専門家の視点から地震と防災についてわかりやすく解説します。

●活断層は「リスク」と「恩恵」をもたらす
活断層という言葉から、多くの人は災害の危険性を思い浮かべるでしょう。
しかし一方で、活断層による地殻変動は盆地や平野を形成し、地下水を育み、人が暮らしやすい環境を生み出してきました。
講座タイトルにある「恩恵」とは、まさにそのことを指しています。
大地の仕組みを理解することは、防災だけでなく、私たちが暮らす地域の価値や魅力を再発見することにもつながります。

●講師紹介
講師の尾池和夫氏は、地球科学者・京都大学名誉教授。京都大学第24代総長を務めたほか、日本地震学会委員長、日本ジオパーク委員会委員長などを歴任してきました。
長年にわたり地震学研究の第一線で活躍し、『日本列島の巨大地震』『2038年南海トラフの巨大地震』『活断層のリアル 京大元総長が語る入門講義』など数多くの著書を通じて、地球科学や防災の普及に尽力しています。
活断層のリスクと恩恵 ~地球科学でわかる 日本の大地と水~
講師:地球科学者・京都大学名誉教授 尾池和夫
開催形式:教室・オンライン
開催日時:2026年11月26日、12月10日、12月24日(木)13:30~15:00
受講料:
教室受講:会員 13,728円(税込)・一般(入会不要)15,807円(税込)
オンライン:会員・一般(入会不要)12,012円(税込)
主催:NHK文化センター京都教室
詳細URL:
教室受講 https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1343810.html
オンライン https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1343920.html
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