待望の新曲は、王道の「I Want」ソング

「I Want」ソングとは、主人公が現状に悩み、自分の願いや望みを歌い上げる曲。

アリエルが、まだ見ぬ陸の世界へ恋焦がれる「パート・オブ・ユア・ワールド」や、もっと広い世界を見たい!と願う「ベルのひとりごと」もこの部類。

観客が主人公の切実な願いを理解する事ができ、さらにこの先の物語の方向性を決める、重要な位置付けでもあります。

歌うはヴァネロペ&シャンクの、天才レーサーコンビ

新曲「あたしの居場所」は、元通りの平穏な生活を望む親友ラルフの存在と、新しい夢との間で揺れる、ヴァネロペによるミュージカルソング。

揺れ動くヴァネロペの気持ちと、新たな夢への魅力が詰まった、壮大なシーンです。

『ノートルダムの鐘』や『美女と野獣』を彷彿とさせる、カメラワークや演出も見どころ!

舞台が、超過激で危険なレース・ゲーム「スローター・レース」であるのも、楽曲とのギャップが面白く、ある意味ヴァネロペらしくて、とても気に入りました。

メンケンの魅力がギュッと詰まった曲調

序盤は、個人的「I Want」ソング ランキング1位の「パート・オブ・ユア・ワールド」のような、控えめな曲調。

徐々に『塔の上のラプンツェル』の「誰にでも夢はある」のような、美しいメロディーながらも楽しげな雰囲気に変わり、ラストは『ノートルダムの鐘』の「僕の願い」を彷彿とさせる、壮大なもの。

メンケンの“いいとこ取り”のようなこの曲は、ファンならどストライク間違いなし!

幼少期より数十年、メンケンの楽曲を愛し共に育ってきた筆者も、大のお気に入りになりました。

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壮大なミュージカルシーンを、ぜひ劇場で!

ラルフとヴァネロペの大親友コンビを待つ、驚くべき結末にも直接繋がる楽曲、「あたしの居場所」。

このミュージカルシーンだけでも、一見の価値ありです!

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