「ぴあ」調査による2015年5月1日、2日のぴあ映画初日満足度ランキングは、坪田信貴によるベストセラーを映画化した有村架純主演の『映画 ビリギャル』がトップに輝いた。2位にペ・ドゥナ主演の『私の少女』が、3位にウィル・スミスが他人の視点(フォーカス)を自在に操る詐欺師に扮したクライム・サスペンス『フォーカス』が入った。
1位の『映画 ビリギャル』は、実話を基にしたベストセラー書籍『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』を原作に、成績学年ビリの主人公さやか(有村)が、ひとりの教師と出会い、“慶應大学合格”を目指し奮闘する姿を描いた作品。
劇場には「受験を控えているので興味を持った」(11歳)と話す観客をはじめ、小・中・高校生たちが多く来場。出口調査では「主人公が努力して結果に繋がる姿に感動した。勇気づけられたから、自分も受験をがんばろうと思った」(11歳)、「受験に不安を持っていたけど、勇気をもらえて背中を押しえてもらえるような映画だった」(14歳)、「感動した! 私は高校2年生だけど、今からでも間に合うのかも。習い事や英語をがんばろうと思った」(16歳)、「意志と可能性について熱弁する先生の言葉が胸に響いた。私も頑張ってみようと思った」(16歳)、「自分が受験したときの事を思い出して主人公の姿に共感した」(19歳)などの感想が上がった。
一方、子どもと一緒に鑑賞した親からは「子どもの可能性を信じることが大事だと感じた。私も娘を精一杯サポートしたい」「やればできる!と励まされる作品だった。原作を読んだが、映画は家族愛を丁寧に描いていて、心に染みるものがあった」「親子の絆、先生との絆に泣かせられた。特に親の行動は子を思ってのものだということがよくわかり、胸にグッときた」などのコメントが寄せられた。
(本ランキングは、5月1日(金)、2日(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)