これが最高級モデルのApple Watch EDITION。18Kイエローゴールドケースのモデルだが、光の当たり具合によっては、普通のApple Watchにも見える!?

新し物好きな大金持ち

少し意外かもしれませんが、新し物好きの中でも、新し物を自慢するのが好きな人はApple Watchに満足できないかもしれません。なぜなら、Apple Watchを身に着けていても誰も気づいてくれないから!

一見したところ、いい意味で普通の腕時計なんですね。私も人と会ったときとか、「あ、Apple Watchですね!」とか言われるかなと思いながら、サッと時間を確認するんですがスルーされて、ちょっと寂しい思いをしたりしています。

じゃあ、100万円以上するApple Watch EDITIONならもっと派手かな? と思うじゃないですか。Apple Storeに試着しに行ってみたのですが、これも意外なほど普通な感じです。
裏を返すと、時計としてすごく真っ当なデザインに仕上がっているということの証なんですが、人によっては残念に思うかもしれません。

鼓動を送る相手がいないので、Apple Watchユーザーの同僚(というか、まわりにApple Watchを持っている人を他に知らないのだが)に送ってみたが無視された………。

心のときめきを伝えたい相手がいない人

Apple Watchの機能の1つに「DIGITAL TOUCH(デジタル・タッチ)」があります。これは、自分の鼓動のリズムを他のApple Watchユーザーに振動で伝えたりできるユニークな機能です。

これさえ使えば、超ラブラブカップルが互いに自分の胸の高鳴りをとにかくいますぐ伝えることができて便利!

一方で、自分の心臓の動きを知らせたい相手がいない人にとっては無用の長物ですし、世界のどこかでリア充カップルがこの機能でキャッキャウフフとよろしくやっているかと思うだけで心が荒むので要注意です。

非常に便利でスタイリッシュなApple Watch。LINEやAmazon、Cockpadなど、さまざまなアプリも登場し、今後ますます使い勝手が良くなっていく期待が膨らむばかりですが、上で書いたように“合わない”人もいます。購入の前によく考えて判断しましょう!

エディトル所属の編集者/ライター。Macの専門誌での編集をスタートに、パソコン、スマホ、SNSなどに関する各種書籍やムックの制作を担当。スマホに関しては黎明期より関わっており、100を超える端末を検証している。ほか、映画や音楽、ゲームにも興味あり。