「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ」が2019年1月31日(木)・2月1日(金) 、パシフィコ横浜にて開催されます。
メリー・ポピンズやベルなど数々のヒロインを演じてきたアシュリー・ブラウンさん、公演プロデューサーのジェフ・リーさんのインタビューをお届けします。
ディズニー音楽は「信じること、夢見ることを思い出させる」
ジェフ・リーさんは21年前の『ライオンキング』オリジナル公演からディズニー・シアトリカル・プロダクションズでディズニーミュージカルを手がけ、現在もスペシャルイベントやディズニー・クルーズラインやディズニーランドとも組んだスペシャルショーのプロデューサーを務めています。
アシュリー・ブラウンさんは『メリー・ポピンズ』オリジナル公演のメリー・ポピンズ役、『美女と野獣』ベル役など、数々のヒロインを演じてきたミュージカル女優です。
「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ」のために来日するブロードウェイの2人がディズニーミュージカルの魅力、そして本公演の見所を語ります。
ディズニーの音楽の魅力はどんなところにあると思いますか?
アシュリー「“自分を信じる”“夢を大事にする”というテーマが貫かれていることだと思う。
子供も大人もティーンエイジャーも、夢見ることを忘れちゃだめ。
夢は大事よ。夢があるから人は頑張れる。
すべてのディズニーの曲には“信じる”という下敷きがある。
いくつになっても決してやめてはならないことよ。
ディズニーの曲は、みんなにそういうことを考えさせる。
信じること、夢見ることを思い出させるのよ。」
ディズニーミュージカルで一番魅力を覚えるのはどういうところですか?
ジェフ「老若男女に伝わるところだと思う。
ターゲット年齢はない。なぜならすべての人の心に子供がいるからだ。
もし子供が『ライオンキング』を楽しめるなら、80代や90代の人であっても楽しめる。
『アラジン』でも『リトルマーメイド』でも『アナと雪の女王』でも同じだ。
僕たちの作品はあらゆる年齢層の人に受けいれられる。
観客を区分するような線引きはない。そういう懐の広さが魅力だ。
僕らも作っていて楽しいと感じるが、それはどんな年齢の人にも、どこの国の人にも伝わるとわかっているからだ。
実際、多くの国で、その国の言葉に翻訳されている。シェアできるってすばらしいことだ。
7年間『ライオンキング』をやっていて、一番うれしかったのは、『ライオンキング』をよその国への贈り物にできたことだ。
僕らには新しい友達ができ、その国のアーティストとコラボレーションすることができた。
そしてその国の人たちが、僕らと同じように作品を慈しみ、大事にしてくれる様子を見届けることができた。」
「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ」が他のコンサートと違う点はどこですか?
ジェフ「まず第一に、このコンサートではディズニーのミュージカル楽曲だけが歌われる。
ディズニーの映画やアニメで聴き馴染んだ曲もあると思うが、どの曲もその映画やアニメが生んだブロードウェイのミュージカルの中で歌われているものだ。
そういう意味でブロードウェイ・オンリーのコンサートだ。
ブロードウェイ・オンリーというが、もちろんそれらの作品は世界各国でも上演されている。
4人の歌手が2公演にフル出演し、いろんな作品の楽曲を歌う。どの作品のどの曲なのかについての情報も与える。
目指すのはエンターテインメントと、ディズニーミュージカルについてのちょっとした教育だ。
今思ったけれど、僕らはこれからも作品を生み出し続けるだろうから、コンサートの中身も変えていけそうだね。
シーズンごとに新しい曲を増やせるから、同じ場所で定期的に開催されるコンサートになったとしても大丈夫。
新鮮な内容を提供し続けられる。
スタンダード曲もやるけれど、新曲もあるってことだ。」
アシュリー「『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』が特別なのは、歌われる全ての曲が、人々に愛されているし、心を揺さぶってディズニーを好きにさせる曲であることよ。
ディズニーにあって他にないものは、曲を聴いた時に感じる郷愁感(ノスタルジア)よ。
8歳だろうと80歳だろうと、懐かしさをおぼえるの。
他では体験できないわ。」