みなさまいかがお過ごしでしょうか! こんにちはアレンデール国民です。
2018年3月から、ニューヨークで公演が始まった、世界待望のミュージカル『Frozen』。
今回、ミュージカルになるにあたり、映画『Frozen(邦題『アナと雪の女王』)』でも作曲を担当していたロペス夫妻が、ミュージカルのためだけに、10曲以上も新曲を書き下ろしました!
それだけでも神の所業なのに、この新曲たちが、 映画『Frozen』に足りなかった部分を補う素晴らしい曲たちなので、まさにミュージカル版『Frozen』は作品として「完全版」 であると言えると思います。
ストーリーの本筋は同じですが、アニメとは違い生きている人間が演じているので、ストーリーの説得力や、キャラクターの感情をダイレクトに感じることが出来ます。
既存の曲もほとんど全てに新しいアレンジが加えられており、『Frozen』ではあるけれど、私たちの知っている『Frozen』ではない、全く新しい『Frozen』として生まれ変わっています。
私を山に帰してとか言わないから、このエルサ。
新曲を含めたミュージカル版『Frozen』を全曲解説しますので、ネタバレが嫌な方は読まない方が良いかと思います。
解説というより、私の個人的な感想がメインですので悪しからず!
めちゃくちゃ長いし字しかないのでおヒマな時にどうぞ!
ミュージカル版『Frozen』、全曲解説!
1. Vuelie/Let the Sun Shine On - Company
『Vuelie』は映画のオープニングでも流れた、ナーナーナヘンヤーナーのアレです。
合唱になっているため、映画の時よりも壮大な曲調になっています。
『Vuelie』が終わり、続いての曲『Let the Sun Shine On』がはじまるのですが、こちらは幼少期のエルサとアナが歌い始め、アレンデールの姉妹について説明する曲です。
そして曲中、エルサとアナの手遊びを始めるのですが、アレンデール国民は覚悟してください。
なんと映画『Frozen』の海外版サウンドトラックにて、アウトトラックとして収録されていた、アナちゃんの産声から始まり、幼いエルサとアナが二人で歌う『We Know Better』という、ハイパーかわいい神曲の中のワンシーンが使用されています…!
もーロペス〜そういうことする〜〜!!
アナとエルサの子役ちゃんたちの歌声が、この世のものとは思えないくらいかわいいので、是非聞いてみてください。
天使は…ニューヨークにいた…。
この曲では、勢いよく抱きついたアナを抱っこするエルサ、手を繋いでふたりで走り回るエルサとアナなど、尊いの権化のようなシーンをたくさん見ることが出来ます。
国民、目頭を押さえる手が止まりません…そりゃ泣くさ…。
2. A Little Bit of You - Young Elsa, Young Anna
世界一かわいくて、世界一しんどい曲です。
「ふたりで雪だるまを作りましょう、わたしとあなたの素敵なところを足していって。
もし溶けてしまっても、ふたりでまた一緒に作れば大丈夫。
一緒なら、大丈夫」
夜になり、エルサとアナはベッドルームに戻ります。
遊びの時間は終わり、アナにベッドに入るよう促すエルサ。
アナはまだまだ遊び足りず、エルサに魔法をねだります。
エルサの魔法は、この広い世界で一番美しくて、サイコーで、完璧なの! と言って。
本当にそう思う? と聞き返すエルサ。
世界にここだけの、愛に満ちたふたりだけの夜。
アナは本当にエルサの魔法が、エルサが、大好きなんです。
エルサもまた、素直で賑やかなアナが、心から大好きなんです。
ふたりの夜はいつまでも続くと誰もが思うことでしょう。
そう、小さな間違いが起きるまでは。
しんどい。
あーしんどい。
ロペス…ほんと…この神…。