13. Let It Go - Elsa
2013年のアカデミー賞で主題歌賞を受賞した、世界が愛する名曲です。
メロディや歌詞は映画版と全く同じですが、ケイシー様の歌い方が…! すごく…! 良くて…!!
苦しみから解放されていく力強さ、でもやはり少しの後悔が残る… という複雑なエルサの心境を見事に歌い上げています。
もちろんイディナ・ メンゼルさんのオリジナル版も心から愛していますが、 ケイシー様の『Let It Go』はまた新たな魅力で溢れています。
不安げに囁くような歌い出だしから、どんどん伸びやかに、高らかになっていく歌声に涙無くして聴くことはできません。
それまでの今にも壊れそうな、繊細なガラス細工のようだったエルサが歌う、"I'm never going back, the past is in the past" がもう最高すぎて。
舞台上での早着替えも、アイスパレスの装飾の美しさも、映画に負けないくらい豪華で素晴らしいものになっています。
二階席以上からしか見えない演出もあるので、本当に一階席と二階席で二回見てほしい…!
『Let It Go』が一幕の最後の曲なので、この曲が終わると幕間に入ります。
私は曲が終わってからしばらくの間、手で顔を覆って突っ伏すること以外なにも出来ませんでした。
生きてる、エルサが私と同じ世界線に生きてる。
ああ、私が会いたかったエルサは、ここにいたんだと、心から思いました。
美しく、力強く、どこまでも透き通る氷のように、この『Let It Go』は私の心に突き刺さりました。
生歌生演奏って…最高ですよね…。
14. Hygge - Oaken, Kristoff, Anna, Olaf, Family & Friends
オーケンとサウナの客たちによる新曲です。
『Let It Go』からの温度差で風邪引くわ。
日本人にはもっぱらナントカ100% と言われているシーンがあります。
トニー賞取れなかったのってさあ…。
15. For the First Time in Forever (Reprise) - Elsa, Anna
しんどさ五割り増しリプライズです。
歌い出しがありえないくらい美しいんですこれ…。
エルサを恐れたりしない、と震える声で、でも力強く伝えるアナと、アナを傷付けたくないばかりに拒絶してしまうエルサ…。
パティ様の歌い方が、泣き出さないように必死に堪えているような声で…本当にずるいんですよ…。
どれだけ拒絶されても、一歩も引かずにエルサに手を伸ばす姿こそ、 アナの本質だと、私は思いました。
映画では、出来る出来る! やれるやれる! と、熱くエルサを説き伏せていたアナですが、ミュージカル版ではセリフがひとつ足され、アナの印象がまるで変わります。
これについてはCDを聞くか現地で確認するかしてください… 姉妹過激派が咽び泣く一言です。
この姉妹は本当に、何があっても、お互いのことが大好きなんです。
その事実さえあれば、他にはなにもいらない。