「2018シーズンJMSCA表彰式」が2019年1月、アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)で行われた。スポーツクライミング部門では、原田海(日新火災)、野口啓代(TEAM au)、土肥圭太(神奈川県立平塚中等教育学校)、谷井菜月(橿原市立光陽中学校)の4名が優秀選手賞を受賞した。
「2018シーズン JMSCA表彰式」はJMSCA(公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会)が、山岳部門とスポーツクライミング部門において、活躍が特に顕著であった選手らを表彰する式典。
土肥選手は「本日はこのような場を設けていただき、ありがとうございます。2018年はユースオリンピックでスポーツクライミングが新種目として採用され、優勝という結果を収めることができたので、自分にとってすごくいい経験になった大会だったと思います。先輩に比べたらまだまだ力不足ではありますが、2019年は世界選手権などに出場し、オリンピックに向けて頑張っていきたいと思います。2019年も応援よろしくお願いします」と挨拶した。
谷井選手は「賞をいただき、ありがとうございます。2018年は世界ユース選手権で優勝することができたので、すごく嬉しかったです。2019年はワールドカップや世界選手権に出られるように頑張ります。今年もよろしくお願いします」と話した。
体調不良のため欠席した原田選手は「このたびは、このような賞を受賞できてとても光栄です。2018シーズンは世界選手権ボルダリングでの優勝という最高の1年でした。2019年、2020年に向けて、競技だけでなく学生生活も忙しくなりますが、皆さんの期待に応えられるよう精進して参ります。2019年もよろしくお願いします」とコメントを発表した。
海外での代表合宿のため欠席した野口選手は「2018シーズンは私自身の目標であったワールドカップ八王子大会での優勝とアジア大陸で優勝することができ、とても充実したシーズンでした。2019シーズンは日本で初めての世界選手権が開催されるので、東京2020オリンピックの出場権をかけて世界選手権に標準を合わせて頑張りたいと思います。今シーズンもよろしくお願いします」とビデオメッセージを寄せた。
なお、山岳部門では、第8回日本山岳グランプリに馬目弘仁、特別功労表彰に大滝潤二、喜内敏夫、角田二三男、中村久住、京才昭、下田泰義、古里亜夫、指導関係特別功労表彰に中庭稔、傘木靖が選ばれた。
文・写真:五月女菜穂