電子辞書のメーカー別販売台数シェア

家電量販店やECショップからPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2018年1月1日から12月31日までの1年間を通して、電子辞書のメーカー別販売台数シェアで、カシオ計算機が61.1%でトップを獲得した。2位のシャープはトップに圧倒的なシェア差をつけられているが、それでも24.6%を確保した。その電子辞書の“2強”が新製品を発売する。

まず発売するのはシャープ。5.5型のカラー液晶を搭載した「Brain(ブレーン)」シリーズから、高校生モデル「PW-SS6/PW-SH6」の2機種と、大学生・ビジネスモデル「PW-SB6」の1機種、合わせて3機種の販売を1月24日に開始する。

特徴は、360°回転する画面でタブレット端末のように片手で持ちながら閲覧可能、コンテンツやツールなどのアイコンを自由に配置可能な「お気に入り画面」を新搭載、作成した単語帳や英作文のデータを「ブレーン」同士で共有可能、などだ。PW-SS6とPW-SH6については、多くの学校が授業で活用している人気の英文法書を収録している。

カシオ計算機は、「EX-word(エクスワード)」シリーズから、表示のUIデザインを刷新して見やすさ・使いやすさを進化させた14機種を1月25日に順次発売。ノートをイメージしたシンプルでフラットな形状を採用で、文具類にもなじむやさしい印象のデザインに仕上げている。

見やすさについては、ホーム画面のレイアウトやコンテンツの表示画面を見直し、使用頻度の高い英語系や国語系などの機能アイコンやコンテンツのみをレイアウトした。使いやすさについては、言葉をタッチペンでなぞるだけでミニ辞書の参照が可能で、そこからジャンプ検索・音声など利用できる機能を一目で分かるようにメニュー表示を改良している。

高校生モデルの「XD-SR4800」では、英検対策の学習コンテンツを拡充。「英検過去6回全問題集」「英検予想問題ドリル[新試験対応版]」「英検でる順パス単」「キクタン英検」を収録した。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などのPOSデータを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。