雅絢爛・燦! ドナルドダックが魅せる雅
初回公演終了後、ざわめきが客席から聞こえます。
「ミッキーチームのほうが、なんか豪華じゃない?」
そもそも、夏のウォータプログラムの始まりは、2002年におこなわれた「ドナルドのスーパースプラッシュ」。
ディズニー界のトップスターは永遠にミッキーマウスですが、東京ディズニーランドの夏の王様は「ドナルドダック」です。
燦々とした太陽のような彼が、これまでの夏ディズニーを照らしていたと言っても過言ではないでしょう。
そんなドナルドダックは、今年「雅絢爛・燦! 」のリーダーを努めます。
ただどんなに贔屓目をしても、ドナルドダックは雅・絢爛ではありません…賑やかです…。
そんな彼が、一体どんな雅絢爛を表現するのか、私はとても楽しみにしていました。
雅涼群舞がはじまると、まずシンデレラ城前にやってきたのは、雅絢爛・燦! のフロート(山車)。
元気いっぱいの彼らの演舞は、力強い和太鼓の音とともに、会場を燦々と盛り上げていきました。
そして、次にやってきたのは涼舞疾風・翔! のフロート。 ドナルドダックたちは一旦パレードルートに出ていきます。
でも、ちょっとまって!
まだ雅を見てないよ? 雅は? 雅絢爛は?
デイジーやクラリスは雅だったけど!
ドナルドの目がくらむほど美しい気品は、どこ!?
シンデレラ城前では、疾走感あふれるノリの良い曲に合わせ、ミッキーマウスたちが踊っています。
会場からあふれる熱気と楽しさが、風のように駆け抜ける素晴らしい演舞です。
どちらが会場を盛り上げたか、どちらが楽しかったか。
この後の応援ダンスでどちらを応援するか、答えは会場にあらわれています。
「涼舞疾風・翔! 涼舞疾風・翔! 」
前から後ろから、涼舞疾風・翔! コールがショーエリアに響いています。
そう、前から…
後ろから!?