(前列左から)秋月三佳、小芝風花、石井杏奈、小野花梨、上原美矩、(後列左から)磯村勇斗、塚本高史、山本裕典、川村泰祐監督

 映画『ガールズ・ステップ』の完成披露試写会が24日、東京都内で行われ、出演者の石井杏奈(E-girls)、小芝風花、小野花梨、秋月三佳、上原実矩、磯村勇斗、山本裕典、塚本高史と川村泰祐監督が出席した。

 本作は、ダンス部に所属する5人組の地味でダメダメな女子“ジミーズ”が、ダンスを通じて友情や本当の自分らしさを見つけていく様子を描く青春ムービー。

 キャスト陣は浴衣姿で登場し、石井は「(今年)初浴衣です。個性に合った浴衣を準備してくださった」と喜んだ。また本作が映画初主演となった石井は「すごくうれしかったけど、責任感やプレッシャーもあっていろいろな感情を抱きました。みんなのおかげですごくすてきな作品になって、こうして皆さんが見に来てくださって安心しています」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 石井、小芝、小野、秋月、上原によるジミーズの5人は撮影以外もずっと一緒に過ごしたといい、石井は「寝る時も起きる時も。ジミーズのように絆が深まったと勝手に思っています」と笑顔を見せた。

 石井以外の4人はほぼダンス経験がない中で懸命に練習に励んだ。小芝は「ほぼ毎日、1日4時間練習して、体力がないので最初は筋肉痛で痛い痛いと言いながら練習していました」と振り返った。普段はE-girlsとして活動している石井も「ダンスレッスンでもみんな前日の振りは絶対できているし、一生懸命やりながら成長している姿を目の前で見ていてすごく刺激を受けました」と明かした。

 また、美香(上原)の彼氏で根は真面目な元ヤンキーの慶太を演じた山本は「インして間もなく、撮り方も分からない時に西野カナさんの『GO FOR IT!!』を丸々一曲踊らされました。使われないんだろうなと思いながらも踊って、仕上がりを見たら本当に一瞬だったので『監督このやろう』と思いました」と冗談めかして語り、「DVDでは特典映像として多めに使ってほしい」とアピールして笑わせた。

 映画は9月12日から全国公開。