ジャパン・プレミアに出席した柳沢慎吾と三戸なつめ

 映画『ピクセル』の日本語吹替版ジャパン・プレミアが27日、東京都内で行われ、主役サム・ブレナーの声を務める柳沢慎吾、日本語吹替版主題歌を歌う三戸なつめが出席した。

 本作は、パックマン、ドンキーコング、スペースインベーダーなどといった懐かしの80年代ゲームキャラクターが一斉に地球を侵略しにやって来るというSFエンターテインメント。アダム・サンドラー演じる主人公の元ゲーム世界チャンピオンの声を務める柳沢は、「(吹き替えの)主演は初めてなんですよ!」と自慢げに胸を張った。

 実写ハリウッド映画の吹き替え初挑戦となり、「一時はどうなるかと思いました。コメディー俳優もされている方で、表情がなく淡々とした役だから難しかった。収録も3~4日かかって、大丈夫かなと思ってこのあいだ見たら、これがいいのよ!」と自画自賛した。

 イベント中盤からは三戸がピクセルを模したカツラ(写真参照)で登場、司会に初挑戦した。柳沢に主演のオファーが来た際の印象を質問すると、「台本を見たらせりふがすごい量で。収録も時間がかかったし、スタッフとのコミュニケーションを取るために、休憩でも1時間ずっとしゃべっていたら扁桃腺が腫れちゃってね。終わってから病院に行ったけど、そこでもしゃべったね。宣伝したのよ」と軽快に答えた。

 さらに柳沢はスタッフから聞いたとして「世界30カ国ぐらいで公開してるんだけど、向こうで声のチェックが入るんだって。そうしたら『日本の柳沢が一番いい』と言ってるんだって! 落ち着いていていいって、シリアスなところも全然力が入っていないって。一番っていいね、うれしいね」と大喜びで明かした。

 イベント後、あらためて報道陣の取材に応じると「人間、謙虚にいかなきゃね。有頂天にならずにね」と喜びをかみしめ、「オファーが来たらまたやりたい」とハリウッド進出にも意欲を見せた。また、「名せりふが入ったんですよ。『あばよ!』って。そこだけ一発OK。監督がいいですねと言ってくれて、日本だけです」とアピールした。

 映画は9月12日から全国ロードショー。