Sexy ZoneとA.B.C-Zが出演するイベント「Summer Paradise in TDC」のA.B.C-Z公演「A.B.C-Z はじめよう A to Zを!!」が30日、都内の東京ドームシティホールで行われた。
イベントではこれまで、Sexy Zoneの菊池風磨、中島健人、佐藤勝利のソロ公演、Sexy Zone公演、そして、A.B.C-Z橋本良亮のソロ公演が行われ、ラストのA.B.C-Zは6日間で計10公演を開催し、約2万4千人を動員した。
総合演出を河合郁人が、全曲の振り付けを五関晃一が担当。「Summer 上々!!」で夏らしくスタートした公演は、彼らの代名詞でもあるアクロバットやダンスをふんだんに取り入れ、これまで数々のステージを作り上げてきたA.B.C-Zらしく、抜群の安定感を示すステージを披露した。
ソロ曲では河合がSexy Zoneの「King&Queen&Joker」をドラム演奏と舞台「滝沢歌舞伎」でKis-My-Ft2の北山宏光が担当した書道パフォーマンス「Passion」のオマージュで湧かせ、五関はクールで力強い圧巻のダンスナンバーを、戸塚祥太は得意のギターで作詞、作曲した楽曲を、橋本は先日のソロ公演でも大歓声を浴びた肉体美でセクシーなダンスを、とそれぞれの個性を生かしたパフォーマンスを披露した。
塚田僚一は名物キャラクター・女性アイドルの「塚リカ」として登場。塚田自らがオファーして実現したという五関演じる「ごせ子」とキュートVSセクシーな二人のダンスバトルに、会場は大いに盛り上がった。
また、9月30日にグループ初のシングルCDとして発売される「Moonlight walker」を初披露。メンバーカラー×白と黒のストライプのスーツで大人っぽいダンスで観客を沸かせた。
公演はアンコールを含めた全26曲。河合は「ステージに立てるのはジャニーズJr.のみんなややスタッフさんのおかげ。そして何よりファンの皆さんのおかげ。これからも一緒に夢を見て行きましょう」、橋本は「また会えるように、楽しみにしててください!」と語り、全員が笑顔を見せて締めくくった。
公演後取材に応じたメンバー。河合は「(イベントの)千秋楽という感じがしない。(公演のトリという)オイシイところをもらってラッキーです」とおどけつつも、「A.B.C-Zはステージごとに、それにあわせて最高のパフォーマンスが出来るグループ」と自信をのぞかせた。
同イベントでソロ公演も行った橋本が「ソロをやってA.B.C-Zをやって、ホッとした。やっぱり戻ってきて安心感がある。グループに帰ってきて、A.B.C-Zが好き!と思った」と笑顔を見せると、河合も「(橋本が)戻ってきた時自信を持ってるなと思った」と続けた。
初のシングルCDについては、戸塚が「たくさんの人が待ってくれてるであろうと思っている。早く届けたい」、塚田が「コンサートは終わるけどCD発売が決まっているし、次につながっている。A.B.C-Zをもっといろいろな人に知ってもらいたい!」と語るなど発売が待ちきれない様子。先日結成7周年を迎えたA.B.C-Z。橋本が「シングルでランキング1位を取りたい」と宣言するなど、さらなる飛躍を誓った。