映画『キングダム』ワールドプレミアレッドカーペットイベントに登壇した面々

 映画『キングダム』ワールドプレミアレッドカーペットイベントが27日、東京都内で行われ、山崎賢人、吉沢亮、本郷奏多らのキャストと、佐藤信介監督、原作者の原泰久氏らが登場した。

 原作は、中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になる夢を抱く少年と、中華統一を目指す若き王(泰の始皇帝)を壮大なスケールで描く漫画「キングダム」(原泰久/集英社)。実写映画化が話題を呼んでいる。

 約700名の観客が詰めかけたレッドカーペットイベントで、主人公の少年・信を演じた山崎は「熱い思いを込めて、撮影に挑みました。日本の映画を代表する最新技術もあり、アクションもあり、面白い映画になっていますので、ぜひ、公開まで楽しみにしていてください」とあいさつを述べた。

 吉沢と本郷は、異母兄弟の間柄の役を演じた。本郷は、兄弟役で意識したことについて、「(兄役の吉沢が)顔、かっこいいですよね。吉沢さん! 兄弟、うれしいです。おきれいな顔されているので…」とベタ褒め。突然の告白に驚いた吉沢はしどろもどろになり、「僕も大好きでした。(本郷が演じた弟・セイキョウの)悪党具合が突き抜けていたので」と応戦。すかさず本郷は「うれしい、ありがとうございます!セイ(吉沢が演じたエイセイ)、めっちゃ、かっこ良かったです」と褒め合い合戦に。吉沢は「あっ、ありがとうございます」と恥ずかしそうに苦笑していた。

 原作者の原氏は、「13年前に東京の井荻の一室で紙とペンだけから始まったキングダムが今こういう状況になっていることが夢の中にいるようです」と本作の完成に感動の面持ち。佐藤監督は「歴史モノを普通に撮ってしまうと大河ロマンみたいな感じになってしまうので、まったく見たこともないような新しいテイストをどのように作ったら良いかを、すごく考えてやっていました」と本作に対する思いを語った。

  映画は、4月19日公開。