内村は言う。「他の番組では私も戦ってますよ! でもこの番組に関してはね…気を抜いてることは否めない(苦笑)」。
三村は「早く飲みに行きたくて『収録長すぎない?』って口に出せる番組も他にないでしょ?」と笑い、大竹は「そもそも3人で飲みに行くために、その前にちょっと仕事やっておこうって始めたから」とうなずく。
そんな調子で“脱力系成り行きバラエティ”として2006年に始めた「内村さまぁ~ず」が10年目に突入し、なぜか『内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル』として映画化!
それでもこの3人は…全く変わらない!
この日の朝、大竹は妻の出産(第二子)に立ち会った。出産後にはラジオ出演、そして「内さま」の収録など通常通り仕事をこなし、そのまま、普段と何も変わらぬ様子で内村、三村と雑談でもするかのようにインタビューに臨んだ。
通常のTV版「内さま」とは全く異なる構成となっているこちらの劇場版。
「エンジェル探偵社」を舞台に、彼らの元に持ち込まれる様々な依頼をきっかけに悲喜こもごものドラマが展開する。
特筆すべきは総勢56名にも及ぶ、ゲストお笑い芸人の豪華な顔ぶれ!
――ゲストの芸人さんたちは入れ替わり、立ち代わりで現れては帰っていくという形だったそうですが印象深い思い出は?
内村:アンジャッシュの児嶋(一哉)はあっという間に帰ったね。
三村:あいつはオイシイ役だったね。(居酒屋の店長で)キレるだけ。
大竹:一番いいところが出たね。あいつの良さはあれだけしかないから(笑)。
三村:あれより長くなってもつまらないから、あのワンポイント(笑)。
内村:ピークを我々が作り上げたね(笑)。
大竹:児島という人間の人生のピークはあそこだったと(笑)。
三村:実際、(ゲストの登場なども)監督が全部考えるから、どこに誰がいるのかおれたちもわかってなくて…。
内村:当日、現場に行って「あぁ、今日 一緒なんだ」って。
三村:イメージ通りだったのは東MAX(=東貴博)くらいじゃない? 「東MAXランド」のところの。
大竹:あそこだけですね、唯一、TVと映画がつながってるのは。
――多くの芸人が全く爪痕を残せずに帰って行ったんですね?
三村:みんな、期待して出たけど、映画を見たら映ってなかったという(笑)。
ビックリしたのが「ドランクドラゴン」の鈴木拓が顔はほとんど映ってないのに、後で別の日にもう一度呼び出されてアフレコで声を録ったということ。
お前、結構働いてるじゃん! って(笑)。
大竹:出ているところ分からないのに、わざわざ声をあてているのね(笑)。