3月18日、幕張メッセにてKONAMIの人気シリーズ『ときめきメモリアルGirl's Side』の10周年を記念したイベント「ときめきメモリアルGirl's Side文化祭」が開催された。イベントはグッズ販売やフードコート、ゲームの内容にちなんだ様々な模擬店が並ぶ“文化祭パート”と、ゲームに登場するキャラクターの声優やアーティストが出演する“ステージパート”の二つに分かれており、特にステージパートには7,000人のファンが集まって終始大盛り上がりとなっていた。
今回、ステージに登場したのは、同シリーズで声優を務めた緑川光さん(葉月珪役)、森田成一さん(佐伯瑛役)、杉田智和さん(桜井琉夏役)、諏訪部順一さん(桜井琥一役)、鈴木千尋さん(氷上格役)、野島健児さん(赤城一雪役)、森久保祥太郎さん(蒼樹千晴役)、成瀬誠さん(天地翔太役)、立花慎之介さん(設楽聖司役)、私市淳さん(新名旬平役)の8名と、ゲームの主題歌や挿入歌を担当したミュージシャン、HAYATO(camino)さん、大浦祐一さん、PRIMROSE(toshi,Shigeru)さんの3組。
また、シリーズのシニアプロデューサーである内田明理さんと、キャラクターデザイン・小松原里枝子さんもオープニングトークに登場した。
内田さんは「最初のGSが2002年6月に発売されてから、ずっと皆様からイベントをやればいいのにと言っていただいていて、ようやく10周年という機会に開催することができました。10年前、ここに立っている自分は想像できませんでした。またここから新しい10年を歩みたいと思います」と10周年を迎えたことへの思いなどを語り、また本イベントがDVD化されることも同時に発表した。
いよいよここからがステージ本番。氷室先生によるゲーム中の名言「Let's blow! 盛り上がれ!」のかけ声でスタートしたイベントは、大きく3つのパートに分けて進行した。なお、イベントのMCは鈴木さんと野島さんが担当した。
まずは出場声優による「グルメ王決定戦」と「オシャレ王決定戦」の二つの対抗戦企画。
「グルメ王決定戦」は、この日会場内で販売されたフードメニューの売り上げ上位3品を当てるというクイズ企画で、声優陣は2人組でペアを作って与えられたヒントをもとに正解を予想する。ヒントはそれぞれのペアで異なっており、「4位の商品を教えてもらえる(ちなみに「琥一くんの特製オムライス弁当」だった)」、「商品の値段を一品だけ教えてもらえる」、「オーディエンス(会場)に質問し、拍手の大きさで答えを聞ける」、「一品だけ試食できる」というもの。
これらのヒントを駆使して奮闘した声優陣だったが、結局どのチームもまったく正解が出ず、最終的には1品だけを当てた立花さん・私市さんペアが勝利ということになった。他のチームの敗因となったのは、今回のイベントのお客さんのほとんどが女性であったことと、午前11時までの集計ということで、軽めのデザートを選んでしまったことにあったようだ。実際には1位・夜店の焼そばパン、2位・設楽聖司 初めてのたこ焼き、3位・不二山くんのタコさんウィンナー弁当という炭水化物だらけの結果だったのである。
……ちなみに試食タイムとシンキングタイムではそれぞれ、森田さん・成瀬さんペアとMCの鈴木さん・野島さんペアが不二山くんのタコさんウィンナー弁当を「あーん」して食べさせ合うというファンにはたまらない場面があり、会場からは黄色い歓声が沸き起こっていた。