日本が大好きなキアヌ・リーブス

 映画『ジョン・ウィック』ジャパンプレミアが9月30日、東京都内で行われ、主演を務めるキアヌ・リーブスと日本人ゲストとして柔道五輪3連覇の野村忠宏氏が出席した。

 この作品はニューヨークを舞台に、マフィアにすべてを奪われた元殺し屋のジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)がたった1人で壮絶な復讐(ふくしゅう)劇を繰り広げるノンストップ・キリングアクション。ガンアクションとカンフーをあわせた究極のアクション新銃術“ガン・フー”を披露している。

 会場に車で乗り付けたキアヌは、劇中で象徴的に登場するマスタングをバックに写真撮影に応じ、その後はレッドカーペットを歩いて集まったファンとの交流を楽しんだ。7月の「鈴鹿8耐」以来わずか64日での再来日となり、舞台あいさつでは「ミナサン、コンバンハ。こうして作品を携えて日本にやってこれてうれしく思います」とあいさつした。

 今年2月にも来日しているキアヌは、日本の魅力について「光が美しい国。日本の人々は素晴らしい。日本の食事はやっぱりおいしいし、日本の文化や建築物も本当に素晴らしい。来るたびに新たな発見があって、日本に来るのが本当に楽しい」と語った。

 舞台あいさつ中盤に登場した野村氏からキアヌに映画タイトル入りの柔道の黒帯が贈られ、野村氏は「一番楽しめたのはガンアクションと相手を投げるところ。柔道の技が出た時は細かくチェックしながら見ましたが、本当に上手でした。相当練習したんだろうと思います」と絶賛した。

 また野村氏は、次回作の撮影を控えるキアヌに「アクションの中で実践的に使えるのは大外刈りかと思います」と提案し、キアヌも「銃を持ちながらできる技なのでいけますね。柔道はけっこう(アクションに)使えるんです」と興味深げに耳を傾けていた。

 映画は10月16日から全国ロードショー。