「近頃、彼の態度がおかしい。ひょっとして浮気……?」
そんなモヤモヤした気持ちを晴らそうと思っても、冷静さを欠いた状態で下手に動けば、傷口を広げてしまうことも。
「その道のプロ」にサポートを求める、つまり探偵社に浮気調査をお願いするというのも、一つの選択肢ですよね。
今回は、探偵&恋愛コンシェルジュRYOTAさんにインタビューを敢行。浮気・不倫調査の相談や依頼を行う時ってどんな感じなのか、そして最新の調査事情まで、いろいろお聞きしちゃいました。
真実を知ると次に進める
まずは、「初めて探偵さんに連絡してくる人は、どんな疑問や不安を抱いていることが多いのか」というところからうかがってみることに。
「このまま何も知らないフリをした方が幸せなのかなぁ?」と思い悩んでいる女性が多い、というのが探偵RYOTAさんのお答え。疑惑の色が濃いのに、「真実を知る」のを入口でためらっている人が少なくないんだとか。
しかし、RYOTAさんはこう考えるそう。「不安な気持ちのまま生きていくほうが、つらく不幸だと思いますよ。真実を知ることで、それを受け止め、次にどんな道に進むのか、選択するキッカケを与えてあげたいですね」
二人の関係を続けていくか、それともピリオドを打つか。怖くても「真実を知る」というステップを踏んでこそ、進むべき方向が見えてくることに。
「意外と女性は『浮気されているかも……?』と悩んでいる時よりも、真実を知った時のほうが吹っ切れて前に進める、強い生きものです」とRYOTAさんは語ります。
イマドキの「よくある相談」とは
次にうかがったのは、最近の恋愛・浮気調査の傾向。ここ2、3年で「聞かれることが増えてきたな」と感じることは? と尋ねてみたところ、
「圧倒的に、出会い系アプリにまつわる相談が多いですね」と、ほぼ即答! いかにも時代の流れを感じるこの相談内容が増加中だそうです。
ちなみに、恋愛相談・浮気相談で“あるある”なのが、お互いの熱量の違いから来るトラブルです。「結婚相手探しか、恋人探しか、遊び相手探しなのか」など、お互いに求めていることが違うせいで関係がもつれることに。
出会い系アプリには、こういう「ニーズのズレ」をさらに加速させやすい性質があるようです。
もし「遊び目的の異性の友達」がほしいなら、最初からそうとハッキリさせている人のほうが、まだ親切かも……!? なんて気もしてきます。
男女の違いは「相手の浮気を確信しているか」
RYOTAさんが扱っている浮気・不倫調査は、「依頼件数の男女比率が3:7」。女性からの依頼が圧倒的多数という業界事情ですが、「依頼主からの希望や要望に、男女で違いはありますか?」という問いも投げかけてみました。
前にも少し書きましたが、多くの女性は、真実をハッキリさせることへの恐れと戦います。ということは、「彼は浮気してる!」と、どこかで確信していることになります。
その点、男性は……、「女性の方が浮気を隠すのが上手なために、男性が疑う機会自体が少ないです。実は気づかないことさえ多いくらい」とRYOTAさん。男性は、女性に比べてもっと漠然とした不信感を抱く傾向に。
そんなわけで、相手の裏切りを確信しているかどうかで、やはり男女の違いを感じるそうです。