舞台あいさつに登壇した藤原紀香

 第28回東京国際映画祭提携企画「2015東京・中国映画週間」上映作品『更年奇的な彼女』の舞台あいさつが23日、東京都内で行われ、主人公チー・ジアの日本語吹き替えを務めた藤原紀香が出席した。

 本作は、クァク・ジェヨン監督による『猟奇的な彼女』、『僕の彼女はサイボーグ』に続く“アジアの彼女三部作”の完結編で、破天荒なヒロインによるラブコメディー。

 藤原は「とてもロマンチックで夢があってミラクルで素晴らしい作品に声を入れさせてもらって感謝しています」と喜びを語り、「いちずに人を愛した経験のある方、失恋した経験のある方、いろいろな恋の病にかかった方には心に刺さる作品だと思います」とアピールした。

 吹き替えの苦労を問われると「あまりにも泣きすぎてしまって、チー・ジアの気持ちになると最後のシーンは涙があふれてくる。感情に素直に、自分が感じたままに声を出していきました」と振り返った。

 「年中無休で、愛してね」という本作のキャッチコピーには「これもう最高ですね。私はすごくすてきだと思う。でも人によってはこういう感じが嫌で、もっとクールな方がいいのかな。男女の違いもあるんじゃない?」と乙女心をのぞかせた。

 また藤原は、交際中の片岡愛之助と「来春結婚」、婚前旅行も報じられたが、自身の幸せについての質問が飛ぶと「ここで言っちゃうと映画のことを書いてもらえないから、聞いちゃ駄目」とにっこりほほ笑んでけん制した。さらに「私は何も言うことはございませんので、よろしくお願いします。映画のことを書いてね。バイバーイ」とご機嫌に会場を後にした。

 映画は来春ロードショー。