舞台あいさつに出席したオダギリジョー

 第28回東京国際映画祭 コンペティション部門出品作品『FOUJITA』の舞台あいさつが26日、東京都内で行われ、出演者のオダギリジョー、中谷美紀、小栗康平監督ほかが出席した。

 本作は、1920年代から仏パリを中心に活躍した画家の藤田嗣治(オダギリ)の半生を描く。

 オダギリは「初めて日本で見てもらう機会ということで、こうした大きなスクリーンのいい環境で見るに適した、とても美しい作品になっています」とアピールした。

 妻の君代を演じた中谷は、昨年の同映画祭のミューズを務めており「いつか自分の出演した作品をコンペティション部門に携えて参加するのが夢だと話したら、早々に夢がかなってうれしく思います」と喜ぶとともに、作品について「オダギリさんがとても美しいたたずまいで流ちょうなフランス語を話されており、セクシーなオダギリさんの一面もご覧に入れることになると思います」と語った。 

 また、この日は今月29日に70歳の誕生日を迎える小栗監督へのサプライズも行われ、オダギリと中谷から花束が贈呈された。小栗監督の頬にキスして祝福した中谷から「オダギリさんもキスしてあげて」と勧められたオダギリだが「そんなの無理でしょう! おっさんがおっさんに」と笑わせた。

 映画は11月14日から角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー。