テレビ観戦とライブ観戦では迫力が全く異なるのは、どんなジャンルのスポーツでも同じである。現地で観戦すれば、それぞれのスポーツの魅力がダイレクトに感じられるもの。ただ、テレビ観戦とライブ観戦の間にハードルがあるのも確か。その中でもゴルフには、高いハードルが存在する。日本ゴルフツアー機構のトップにして、ゴルフ界のレジェンド・青木功会長はそのハードルを少しでも低くしようと奮闘する。
「僕は一にファン、ニにスポンサー、三にボランティア、四にマスコミ、五に選手と思っている。一から四の人々がいないと我々の仕事は成り立たない。その人たちを大事にしないといけない」と青木会長はキッパリ。
今季最初の国内男子メジャー大会『日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップShishido Hills 2019』ではゴルフ界に珍しく、父の日プレゼント付きペアチケットやクラブハウス前駐車場利用券が付いた決勝ラウンドVIP観戦券など趣向を凝らしたスペシャルチケットがラインナップされている。
「とにかくゴルフファンのための企画シートを考えてみました。今まで駐車券付きのチケットとか初めての企画。来てくれた人が来やすい、見やすい、出やすいと感じてくれたら、うれしいよね」(青木会長)
ビギナー向けのツアー観戦法はあるのか? 楽しみ方はギャラリーそれぞれでいいと青木会長は語る。
「今で言うところのイケメンだな。ゴルフの世界にはイケメンが多いんだよ(笑)。彼らがコースでどういうしぐさをするのか、どういうゴルフをするのか。選手とともに一喜一憂するのも面白いんじゃないかな。お気に入りの選手がいなかったら、初日・2日目と順番に色んな選手を見てもらって、その中で気になる選手を見つけていけばいいんじゃないかな」
また、20周年を迎える『日本ゴルフツアー選手権』はライブ観戦に最適だと言う。最後の最後にドラマが待っているのだと青木会長は続ける。
「面白いことに『日本ゴルフツアー選手権』は初優勝が多いんですよ。勝ったことある人は宍戸ヒルズカントリー倶楽部に魔物が棲んでいることを知っているから、「あそこは……」って思い出すじゃないかな。勝ったことない選手は、怖さがないから行っちゃうわな。その辺の強気なゴルフがすごくハマるか、すごく行っちゃうか。宍戸ヒルズでは平均したスコアをあまり見たことないんだよね。やっぱり15番ロング、16番ショート、17・18番ミドル。最後の4つのホールでドラマが本当に起こります。最後の4ホールは人生がかかっています」
『日本ゴルフツアー選手権』は6月6日(木)~9日(日)・茨城県の宍戸ヒルズカントリー倶楽部にて開催。チケット発売中。