2.“現場”を写真でゲット
「それまで彼氏との交際は順調だったのですが、あやしいなと思ったのは元カノの女性が登場してから。
最初は『今の彼氏との愚痴だよ』とか、『仕事の相談を受けて』とか連絡の理由を説明していた彼氏ですが、そのうち元カノの話題が出なくなり、そのかわりデートのドタキャンや突然の残業が増えました。
私と会ってもそわそわしていたり、スマホを前より気にするようになったり、これは浮気しているかもと思い、こっそり調べてみることに。
彼の会社は近いので、退社後を狙って待ち伏せるようになりました。
ある日、私のほうから『今日は仕事の付き合いで食事に行くことになったから』と彼氏に嘘をつき、終業時間に合わせて会社の近くまで行ってみると、運良く(?)出てくる彼氏を発見。
急いでいるのがわかり、これから元カノと会うのかもとドキドキしながらあとを尾けていったら、案の定向かった先のカフェにいたのは以前に写真で見たことのある女性でした。
しかも、その元カノは私の友人の後輩で、彼氏と付き合っていたのもその友人の紹介だったことを思い出しました。
そのままホテル街に歩いていくのがわかったときは、絶望しましたね。
でも、もうここまで来たなら証拠を押さえたい。苦しいけどなんとか気持ちを奮い立たせて、前を歩く2人の後ろ姿やホテルに入るところをスマホのカメラに収めました。
で、その写真を友人に送信。
『後輩に送ってあげて』と泣きながらお願いしたら、すぐに元カノのLINEに送ってくれたようで、
『すごく混乱しているみたいだけど、どうする?』
と友人に訊かれたので、
『私が直接その子と話したい』
と電話番号を教えてもらいました。
ホテル街から離れてその子に電話をすると、第一声が
『信じられない。最低』。
それはこっちの台詞よ!と頭に血がのぼって、
『自分のやっていることのほうが最低なんじゃないの?別れた男とコソコソホテルに行くとか、恥ずかしくないの?』
と叫んでやりました。
それで電話は切られてしまい、友人が迎えに来てくれてこのときは終了。
嘘をついた私も悪いかもしれないけど、彼女がいない隙にホテルに行くとか本当に信じられないし、何より彼氏にがっかりしてしまい、
『みんなにはあなたが元カノと浮気していたからって伝えるね』
と言って別れました。
人生で最悪の思い出だけど、ひとこと言ってやっただけでも良かったかも」(32歳/営業)
浮気相手とのバトルは一瞬だったけど、それでも一矢報いてやりたい気持ちは止められません。
今の彼女に浮気の現場を写真で撮られるなんて、何の言い訳もできないし、その女性にとっては一生の汚点。
浮気の代償がどれほど大きいか、身をもって知ればいいと思います。
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好きで彼氏の浮気相手とバトルしたい女性は少ないと思いますが、避けられない場面がくれば、やはり怒りが爆発するもの。
泣き寝入りするのではなく、対峙するのも決して間違いではありません。
そして、そもそも浮気ができる男性とのお付き合いもリセットしたくなるのは当然です。
この痛みも、次の幸せな恋愛への糧にできるよう、しっかり乗り越えたいですね。