波田陽区先生

 テレビ朝日系で30日に放送される反面教師バラエティー番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」の3時間スペシャルに、かつて“ギター侍”のキャラで人気を博した芸人・波田陽区先生の登壇が決定。「イタすぎて独りぼっちになっちゃった先生」として授業を行う。

 番組は、普通では考えられないぐらいの失敗をしてしまった人“しくじり先生”が登場し、自分のような人間を増やさないようにと、熱意を持って生徒たちに自身のしくじった経験を教えていく。

 2004年、ギター侍のネタで一世を風靡(ふうび)し、1000人を超える有名人を斬りまくっていた波田先生。当時の最高月収はなんと2800万円にも上っていたと明かす。

 ところが、現在の波田先生は“仕事ゼロ、芸能界の友人ゼロ、地元の友だちゼロ”という“オールゼロ状態”。ほとんど仕事がなく、基本的に自宅待機という“残念な日々”を送っている。

 なぜ、こんな事態になってしまったのか…。それは「自分は超イタイ奴だから」と先生は自己分析。自らがイタイことにまったく気づかず、孤立してしまったのだと話す。

 授業では、まず先生がどのように“イタイ奴”になっていったのかを振り返っていく。波田先生はライブのためにたまたま作ったギター侍のキャラクターが人気番組のスタッフの目にとまり、一気にブレーク。当時、寄ってきた人々にたかられているとは思わず、波田先生が取り巻きにおごっていた驚きの金額とは…。

 番組では、波田先生が自ら放ったイタイ発言の数々を大公開。売れなくなってばかにされることが増え、それでも「なめられたくない!」という思いから出た言葉だったとざんげするが、生徒たちは先生の“イタイ発言集”にびっくり仰天する。

 さらに先生は、「しくじり先生」スタッフにも打ち合わせの際、暴言を吐いたと打ち明けるが、果たしてその内容とは…。

 実は、自分のイタさに気づいたと言いながら、授業でもまだまだ勘違い発言を放っていた波田先生。生徒たちの熱い言葉に打たれ、自らのイタさ、弱さと向き合うことで、新たに自分の殻を破っていく、異例の授業展開となる。

 そして最後に、今後の決意を語る波田先生。ブレークから約10年、ギター侍が抱いている、現在の“覚悟”に注目だ。

 番組は30日午後7時からオンエア。