『映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』の完成披露試写会舞台あいさつが7日、東京都内で行われ、ゲスト声優を務めた中川大志、劇団ひとり、パパイヤ鈴木、渡辺直美、ローラが出席した。
脚本を原作者のさくらももこ氏が手掛けた23年ぶりの映画作品となる本作は、世界5カ国からやってきた子どもたちが、まる子たちの家にホームステイする交流と、作品史上初めてまる子たちが清水の町を飛び出して大阪、京都へ旅する様子を描く。
登壇者は、それぞれ声を演じたキャラクターの故郷の国をイメージした衣装で登場した。イタリアから来た男の子アンドレアの声を務めた中川は「いろいろな国から来たお友達がまるちゃんたちと交流する。国境を越えた友情だったり、ちょっと甘酸っぱい関係になったり。大人の方が見ても感動していただける作品になっていると思いました」とアピールした。
印象深い国際交流の思い出を問われると、米ニューヨークに留学していた渡辺は「初めてニューヨークの空港に降り立った時に『アー・ユー・スモウ?』と言われて、休日の力士が遊びに来たと思われた」と振り返り、ローラは「小学校1年生の時に日本に来て、言葉もおはようしかしゃべれなかった。でもみんな優しくて日本語もいっぱい教えてくれたしいい思い出しかない」と笑顔を見せた。
さらにローラは「イケイケな感じの男の子がいて、ある時呼び出されて公園でヤクルトをくれたの」と語ったところで「あ! だめだ、ローラはサントリーと関係しているから」と口をつぐみ、周りにフォローされながらあらためて「みんなが大好きなちっちゃい乳製品をもらって、告白されてすごくうれしかったけどその2日後に引越ししていなくなっちゃったの。五十嵐くん」と言い直して笑わせた。
映画は12月23日から全国ロードショー。