映画『はなちゃんのみそ汁』プレミア試写会が8日、東京都内で行われ、出演者の広末涼子、滝藤賢一、赤松えみなと阿久根知昭監督が出席した。
本作は、がんでこの世を去った33歳の千恵さんが5歳の娘と夫、家族との日々をつづったブログをもとにした同名エッセーを映画化。みそ汁作りを通して娘に元気に生きていくために大切なことを教えるストーリーを描く。
広末は「きっとこのお話をご存じの方も多いと思いますのでハンカチをご用意かと思いますが、大丈夫です。悲しい映画ではありません」と語り出し、「たくさん笑って、ご自身の家族のきずなや温かさ、命のありがたさ、健康の喜びを再確認してもらって、思い切り笑って映画を楽しんでいってください」と呼びかけた。
はなを演じた赤松からはサプライズで「映画に出ることができて本当に楽しかったよ。はなはまだ4歳で、眠いとか寒いとかいっぱいわがまま言って困らせてごめんね。はなは5歳になりました。千恵ママと信吾パパの子どもになれて幸せです。これからもよろしくね」と“両親”への手紙が読まれた。
広末は「こんなに静かな彼女は初めて見ました。芝居より芝居がうまいんじゃないかと思うくらい。5歳になってお姉ちゃんになったんだね」と目を細めてわが子の成長を喜び、滝藤も「泣かせようとしたな? うれしいですね、現場ではこういうのを聞いたことなかったので。今日こうして会うと、とても大人びてきて、大女優の予感がひしひしとしていますね」と感動した様子だった。
その後、広末が赤松との撮影の様子を振り返っていると一転、赤松が足をむずがり始め、ついにはスカートをめくり上げてしまうハプニングも。両隣に立っていた広末と滝藤は大慌て。同じタイミングですかさず手で覆い隠すと、広末は「何をしゃべっていたか忘れちゃった」と奔放な愛娘に苦笑を漏らしていた。
映画は12月19日からテアトル新宿&福岡県内先行ロードショー。来年1月9日から全国拡大ロードショー。