SPECTRE © 2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.

今年、秋から冬にかけて、映画界ではスパイ映画の公開が続いています。間もなくDVDが発売されるコリン・ファース主演の『キングスマン』、未だ話題のガイ・リッチ―監督作品『コードネーム U.N.C.L.E.』、そして遂に上映が始まったシリーズ24作目の『007 スペクター』。

そんなスパイたちの仕事着といえば、思い浮かぶのはスーツ。『007』では50年余り続くシリーズの「ボンド映画の公式」として守り続けられており、そのスーツは彼らにとって戦闘服でもあります。同様に、ビジネスマンにとってもスーツは仕事着であり、戦闘服です。

SPECTRE © 2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.

というわけで、今回は「洋服の青山」「THE SUIT COMPANY」などを運営する青山商事株式会社 広報室の星野亜理紗さんに、映画のスパイ並みにカッコよく、そして女子の目線を釘付けにする「モテスーツ男子」になるポイント3つを伺いました。

1. 基本中の基本!正しいスーツの選び方

最近の20代~30代後半の男性の多くが選ぶのが、細身のスーツ。その理由のひとつは、カジュアルウェアでも細身のものが増えるなど、トレンドが変化したからだそうです。


確かに見た目もスッキリして、さわやかな印象を与えますが、選ぶ際に気を付けてほしいことがあると言います。

「ただ細ければいいというものではなく、ジャケットもパンツもある程度のゆとりがあるものをお勧めしています。スーツは立体的な縫製やシルエットで良さを見極めているので、ジャケットはVゾーンの合わせ部分に、パンツはウエストに手のひらが入る程度の余裕があるとキレイに着こなせると思います。あまりタイトすぎると、スーツの場合には見栄えが悪くなってしまうんです」(星野さん)

胸周りは適度な厚みを感じさせるのがきれいな着方なのだそう。そういえば、『007』シリーズのボンドたちは胸板が厚く、それがまた魅力にもなっていたような気がします。

だからといって筋骨隆々になるのは難しいですが、そこはスーツでカバーしましょう。また、ジャケットは袖丈もしっかりチェックしたいところ。

「両手を下ろした時、シャツの袖が1~2センチ見えるのがベストです。シャツが隠れたり、袖が見えすぎたりするのは避けましょう」(星野さん)

就職活動をする時には、お店の人のアドバイスを受けてきれいに見えるスタイルを意識していたかもしれませんが、長く社会人を続けるうちに選び方が適当になっていませんか?もう一度初心に帰り、サイズの合った見栄えのいいスーツを購入するようにしましょう。