自分の普段の持ち物を振り返ったら、ちょっとビックリした。何というか、細々とした、でも持ち歩かないわけにはいかないものが多すぎるのだ。まあ、仕事が文章書きなんだから、筆記具はしょうがないとしよう。数本持ち歩くのも仕方がない。メモ帳とか、携帯電話(iPhoneだけど)も必要だ。問題は、その先。iPhoneを持ち歩く関係上、予備バッテリーとそれを繋ぐケーブルは必需品だし、電源が取れる所からは取りたいからACアダプターも必須。さらに、外でのネットワーク回線を確保するのにポケットwifiも忘れてはならない。iPhoneに差し込んで使う録音用のマイクとか、ハンズフリー用のヘッドセットだってある。USBメモリーなんて、自分のデータ用と人に渡す用で二本以上必要だったりする。
そんな細々した物をカバンに入れてると、ほとんど確実に、どこに何があるか分からなくなって、必要な時にサッと取り出すなんてことは不可能になる。と思った時に、ふとこれは昔経験した事がある、と感じた。こういう細々した物をまとめて入れられる便利なモノを子供の頃に使っていた気がする。そう、それは「筆箱」だ。あんな風に、適当に色んな小物を入れられる大人のグッズというのが、意外にないものだから、気がつくと小物の整理が出来なくなってしまうのだ。実際、筆箱だって、小学校の低学年の頃は大きめのモノを使っていたのに、中学生、高校生と段々小さくなっていく。女子はポーチになって、そこに大量のペンを入れたりしてるけど、あれを大人の男が持ち歩くのは厳しい。
とか思っていて見つけたのが、ハイタイドの「ネーエ」というシリーズの「ジェネラルパーパスケース」。製品名を日本語にすると、何にでも使えるケース、といった意味なのだけど、その名の通り、ペンケース的なサイズから、A4ファイルが入るサイズまで、各種取り揃えられていて、しかも価格も手頃。デザインも、いかにも学生グッズというのではなく、普通にビジネスにも使えそうなシンプルなスタイル。中に何が入っているかが分かるのも嬉しい。というか、こういう、透明素材を使ったケースで、大人が使えるのって本当に無い。だからこそ、これを見つけた時は嬉しかったわけで。
デジタル小物を入れるなら、このA6サイズ(525円)が良い感じ。筆者は、これにiPhoneやiPadを単三乾電池4本で充電できるバード電子の「MHC-5V」(8900円)と、充電用のケーブル、iPhone用とiPad用のACアダプタ、ミニUSBケーブル、筆記具、USBメモリーを入れて持ち歩いている。このセットが、普通に外出する時の基本セットだ。もちろん、ペンケースは別途、このコラムで前にも紹介したrethink「Lim Pensleeve」を持ち歩いているから、こちらには筆記具は最小限の1本のみ。
このケース、縦横は文庫サイズより一回り大きい程度で、厚みも1.8cm程度。この厚みがそれほどなく、平べったいのが、デジタル系の小物を入れておくのに都合がいいのだ。デジタル周りの小物とか文房具とかって、何故か厚みが無い物が多くて、この平たいケースに入れると、キレイに並べて入れられて、中で動かないから出し入れが楽。もっと荷物が多いって人は、手帳なんかも入るA5サイズ(609円)がオススメだし、筆記具や文具がメインなら、縦長のSサイズ(525円)も良い。安いからまとめて買って使い分けるとかね。