ジャニー喜多川氏が作・構成・演出を務める舞台「ジャニーズ・ワールド」が19日、東京都内の帝国劇場で上演され、昼公演に歌手の森進一がサプライズ出演した。

 Sexy Zoneの佐藤勝利、中島健人、A.B.C-Z、内博貴ら若手ジャニーズの面々が出演する本作。第一幕を締めくくる佐藤、中島を中心にした殺陣のアクションシーンに、森が“泉らら”名義で2003年にNEWSのために書き下ろした楽曲「ありがとう・今」が使用されている。

 曲の使用はジャニー氏の提案で舞台の初日開幕直前に決まり、普段はジャニーズJr.の平野紫耀、ジェシー、京本大我、増田良が歌唱しているが、この日はアクションシーンの終了後に、観劇していた森が舞台に上がりサプライズで歌唱。最後は出演者たちと声を合わせ、同曲を観客に届けた。

 森は歌唱後「(曲の使用は)うれしかったです。ジャニーさんには、うちの子どもたちがお世話になっていたころの曲だったので、ぜひ歌わせてほしいと言った」と語り、「皆さん素晴らしいですね。歌も踊りも未来を感じさせるものがある」と語った。

 中島は「森さんの歌に包まれながら殺陣をやるのはすごくドラマチック。初日にジャニーさんからこの曲をやろうと言われて驚いたんですが、ジャニーさん流のサプライズの一つ。この名曲で帝劇を包んでくださったこと、本当に光栄に思っております」、佐藤は「歌のパワーと殺陣のパワーが合わさって、しびれるクライマックスになったと思います」と大先輩へ感謝を述べた。

 先日、今年でNHK紅白歌合戦からの卒業を表明した森。佐藤は「僕たちSexy Zoneも紅白に出させていただくので、寂しいですが森さんとの紅白を楽しみたいと思います」と語った。