舞台あいさつに登壇した綾瀬はるか

 TBSの金曜ドラマ「わたしを離さないで」の舞台あいさつおよび特別試写会が11日、東京都内で行われ、出演者の綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみが出席した。

 カズオ・イシグロ氏の同名小説を世界で初めてドラマ化。世間から隔離された施設で“良質”な教育を受け、普通の子どもとして育てられてきた恭子(綾瀬)と友彦(三浦春馬)と美和(水川あさみ)が、ある日、自分たちの“本当の運命”を知らされて…というストーリー。

 綾瀬、三浦、水川がそろっての共演は初となる。撮影現場での様子について聞かれると、全員が綾瀬のマイペースぶりを口にしたが、水川は「人に迷惑を掛けるマイペースではなく、撮影がバタバタしてきた時にはるかちゃんが来るととても和む」とフォローし、三浦も「綾瀬さんのマイペースさは現場にも良く作用して、ほっこりします」と“座長”ぶりをたたえた。

 初渡英し、原作者のイシグロ氏と対談した綾瀬は「『化学反応みたいに、その人が演じることによってその役が新しい扉を開くから楽しみにしている。思うことを自由にやってください』と話されていました」とイシグロ氏の言葉を伝えた。

 イギリスでのエピソードを問われると「ロンドンって太陽があまり差さないと言われるじゃないですか。でも行った時には(太陽が)パッカーンとしていて、街並みがすごくきれいで感動しました」と独特の表現で笑いを誘い、「公園にリスがいたので、リスを追い掛け回したりしていました」と明かした。

 また、新年の抱負として水川は「暴飲暴食をやめて、とにかく健康に気を付けたい」、三浦が「罪悪感を感じるので、二度寝をやめて、目に見える目標設定を消化していく」と目標を掲げた。

 綾瀬も「電気カーペットをつけたまま寝ないように気を付けたい。心身ともに健康でいることを大事にして、1日1日を楽しんで生きていきたいと思っています」と語り、晴れやかな笑顔を浮かべた。

 ドラマは15日午後10時からスタート。