吉村明宏先生

 テレビ朝日系で8日に放送される反面教師バラエティー「しくじり先生 俺みたいになるな!!」の2時間スペシャルに、和田アキ子の物まねで注目されたタレントの吉村明宏が登場。吉村は“アッコにおまかせしすぎちゃった先生”として、“自分の力で偉くなったと勘違いして虎の威を借るキツネにならないための授業”を展開する。

 吉村先生は、1957年12月生まれの58歳。ギャグを加えてアレンジした和田の物まね「あの頃は~、ハッ!」「ハ~ヒフ~ヘホ~~!!」でブレークし、人気番組「アッコにおまかせ!」(TBS)では13年間にわたってレギュラー出演。リポートを担当した同番組の中継コーナーは大人気で、高視聴率を連発。その後、自らの冠番組を持つまでに上り詰め、最高月収は1000万円あったと打ち明ける。

 しかし「アッコにおまかせ!」を降板した途端仕事が激減し、11本あったレギュラー番組が、現在はゼロに…。先生はそのしくじりの原因を、“和田アキ子の隣にいただけで自分までエライと勘違いして威張ってしまったから”と吐露。自分は「アッコにおまかせしすぎちゃった、腰巾着芸人だった」と振り返る。

 授業では、吉村先生が、どのようにして腰巾着芸人になっていったのか、その五つのステップを説明。18歳でデビューし、鳴かず飛ばずの10年間を経て「アッコにおまかせ!」の中継リポーターに抜てきされた時「このチャンスに全てを懸けよう!」と捨て身で挑んだ“命知らずの作戦”とは…。

 さらに、和田のおかげで人気を得たにもかかわらず、自らの才能だけで売れっ子になったと勘違いした吉村先生がたどった、悲しすぎる末路も激白。低迷し仕事がない現実から目を背ける父に失望したのか、“2人の娘が現在、父親が吉村明宏だということを学校で隠している”という衝撃の事実を、涙ながらに告白する。

 また、当時はその言葉の真意が分からなかったという、恩人である和田から贈られたありがたいメッセージも紹介する。

 このほか、番組には相撲界の人気者だった元関脇・貴闘力も登場。“ギャンブル依存症になっちゃった先生”として、“ギャンブルにハマって人生を棒に振らないための授業”を行う。