『申師任堂』という人物とは……?
1504年に江陵で生まれた申師任堂は、幼い頃から文芸に親しみ、特に詩文と絵画に優れていました。5,000ウォン札の裏面に描かれている「草虫図」(すいかとケイトウの絵)や、5万ウォン札の表に描かれている「墨葡萄図」(虫や植物などのモチーフ)を主に描いていたそうです。
19歳で結婚した後、7人の子どもを産んだ申師任堂。朝鮮時代を代表する儒教学者になった三男の栗谷李珥をはじめ、子どもたちを立派な芸術家に育て上げました。
また、夫である元秀の出世に貢献し、元秀もまた友人に妻・申師任堂の絵を自慢したというエピソードも。「内助の功」として、そして「良妻賢母の鑑」として、現代でも称えられています。
ついに『申師任堂』がドラマ化される!
そんな韓国を代表する歴史人物であり、良妻賢母の鑑として今なお慕われる申師任堂の生涯が、現代風にアレンジミックスされた新感覚の歴史ドラマ『師任堂、the Herstory』(原題)として、テレビドラマ化されることが決まり、大きな話題となっています。
しかも、韓国で2004年に放送され、日本をはじめとするアジア各国はもちろん、世界中で一大ブームを巻き起こした長編韓国歴史ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』で主役を演じたイ・ヨンエさんが、同作出演以来12年ぶりのドラマ復帰作として選んだことでさらに大きな関心を呼んでいます。
また、相手役には、韓流スターとしてその名を轟かせ、今や中華圏でも大活躍中のソン・スンホンさんが決定し、アジアはもちろん世界中の韓流ファンが期待を寄せています。
2月現在も撮影中で、現存する生家「烏竹軒(オジュッコン)」がロケ地となっています!
★次回は、『師任堂、the Herstory』(原題)の内容に迫ります!