水田:『東京ラブストーリー』って、私タイトルくらいしか知らないんですけど。
高崎:すみません、私『東京ラブストーリー』と『池袋ウエストゲートパーク』と『東京フレンドパーク』の区別がついてないです。
水田:それはブクロとパジェロ…!
藤谷:更に混乱させると『東京フレンズ(05年)』というドラマと映画もあります。これは『東京ラブストーリー』の演出と同じ永山耕三監督ですね。大塚愛がヒロインで、瑛太が相手役。そしてブレイク前の真木よう子が出ています。
高崎:えっ、もう全然わかんないんですけど…!
藤谷:東京…狂った街!
(編集部・篠崎):どうして藤谷さんは『東京ラブストーリー』をそんなに推してるんですか?
藤谷:やはり日本のドラマ史から考えても、エポックメイキングな作品でもありますし、女性の生き方を大きく変えたドラマでもあると思います。
先ほどの『東京フレンズ』もそうですが、「『東京ラブストーリー』のヒットをもう一度」という主旨が見て取れる企画も定期的にあるじゃないですか。その割にはあまりドラマやマンガそのものが語られる機会というのが少なすぎるのではないかと感じているからです。
(編集部・篠崎):なるほど…。
藤谷:でも一番の理由は小学生の時、織田裕二のファンだったからです。
水田・高崎:……。
早速見てもらおう
「あの女優さん誰ですか?」
水田・高崎:誰ですかこの女優さん?
藤谷:えっ? 鈴木保奈美(リカ役)のこと!?
高崎:最近なにかのドラマや映画に出てます?
水田:織田裕二(カンチ役)若いですね。
高崎:俳優さんはだいたいわかるけど…、女優さんがわからないです。
藤谷:たしかに織田裕二にせよ江口洋介にせよ、今でも映画やドラマで主役をやっていることが多いけど、鈴木保奈美は結婚してから引退状態でしたし(ここ数年で復帰しましたが)、有森也実は2時間ドラマや舞台と活動の幅が広いですが「ドラマヒロイン」って感じではないですね。長崎尚子役の千堂あきほもドラマでは最近あんまり見かけないですね。
水田:っていうか江口洋介(三上役)カッコつけすぎじゃないですか(笑)?
高崎:ごめんなさい、江口洋介出てくると笑っちゃう…!
藤谷:遊び人の医大生の役なんですけど…。ほら…良い車乗ってるし…。
水田:あんな色のスーツが流行りだったんですか? でも美人の基準は変わってないかも。
高崎:リカかわいい~。太眉ブームは今丁度流行が回ってきてるのかな。
藤谷:「カッコいい」の基準は時代によってブレるけど、「かわいい」の範囲って広いから、あんまり違和感がないのかもしれませんね。