1月29日を皮切りに、東京・福岡・名古屋・大阪で行われる舞台『私のホストちゃん THE FINAL ~激突!名古屋栄編~』(以下『ホストちゃん』)。
この作品は観客が「モバイル出張営業所『ホスモバ』」サイトなどで入手したポイント「ラブ」を自ら指名したホストに貢ぎ、これによってリアルな指名ランキングが発表されたり、ホスト役のキャストが客席に降り、観客相手に口説きのテクニックを見せつけたりと、本物のホストクラブ同様の状態。まさに女性たちの心をつかんで離さない、観客参加型のエンターテイメントショーです。
しかし、2013年、2014年と上演されてきた『ホストちゃん』もこれで「FINAL」。今回は総勢20人のイケメンホストが登場しますが、その中からこれまでの2作にも出演している、流星役の久保田秀敏さん、そして今回初参戦の璃来哉役の黒羽麻璃央さん、大湖役の杉江大志さんの3人にホスト役の大変さや舞台の見どころを聞いちゃいました。
意外と難しくて繊細な「ホスト」という役
――久保田さんはテレビドラマ『私のホストちゃんS』、そしてここまでの舞台にも出演していますが、ホスト役はお手のものといった感じですか?
久保田秀敏(以下「久保田」):うーん…
黒羽麻璃央(以下「黒羽」):ホストよりホストっぽいんですよー。
杉江大志(以下:杉江):そうそう
久保田:(2人に)そんなことはないぜ、全然。
舞台3作目にして、やっと自分なりのホスト像が出来上がって、ステージの上でもホストらしく堂々と立ち居振る舞いができるようになりました。あとは、女性に対する接し方や間合いの取り方も地に足がついてきましたね。
――難しい役なんですね。
久保田:ホスト役は簡単に見えて繊細なんです。
『ホストちゃん』では実際に見に来られた方を接客するシーンもありますが、女性との距離感が近いとか少し離れてるとか、座り方も顔をのぞきこむ感じとか、相対する感じとかで意味合いや印象が変わるんです。
僕は1作目の舞台の前にホストクラブで本物のホストの人たちの仕事ぶりを見せてもらったんですが、それぞれに技を持ってるのが分かって、勉強になりました。