最難関は「照れ」との戦い!?
――ところでホストの役って演じてて照れませんか?
久保田:最初は照れました。だって普段やらないことばっかりじゃないですか(笑)。
黒羽:僕らはまだ照れてますけど。
久保田:「愛してるよ」とか…声のトーンも変わるので恥ずかしかったです。あー、恥ずかし恥ずかしっ(笑)。
――初めてホスト役に挑戦する黒羽さんと杉江さんはどうですか?
黒羽:未知数のことばかりでしたが、稽古していく中でようやくちょっとずつ分かってきたかなという感じですね。
杉江:やっと、っていうとこだよね。
黒羽:作品の雰囲気や世界にやっと慣れてきて、これから自分の役の色付けをするところまできました。
杉江:僕がホスト役で難しいと思ったのは、世の中の人が「ホストと言えばこんな人」という強いイメージを持っていること。
でも、ホストにもいろんな人がいるわけで、僕はクールなタイプというより明るく可愛いタイプに寄せていきたいと思ってるんです。だから、そういう多くの人が抱く印象と、自分がやりたいことのバランスの取り方に苦労してます。あと、まだ照れもあるし(笑)。
女性を口説くポイントは「目力」と「ハートの強さ」にあり!
――その照れくさい口説きのシーンですが、稽古中でも手の内を明かしてしまうんですか?
黒羽:とにかく必死です(笑)。「このやり方はとっておこう」とかいうのはないですね。
杉江:シーンに出てない人をつかまえて練習してますが、どれが正解なのか…(笑)。
黒羽:稽古場でいっぱい恥かけばいいんじゃない?
久保田:毎公演、テーマがあって、例えば「落ち込んでる彼女に一言」とか「デートに遅れたときにどう声をかけるか」とか。
――大喜利みたいですね。
久保田:(笑)そういう感じです。
杉江:他の人がやってたのを見て、それ以外でと思って考えますね。