『トイ・ストーリー4』を受け入れられないファンが6割! その理由とシリーズファンが思う事（4/6）

衝撃の結末や内容に賛否両論さまざまな意見が飛び交った『トイ・ストーリー4』。ウレぴあ総研ディズニー特集アンケートでは、6割以上が「今はまだ受け入れられない」という結果に。受け入れられた人の意見や、アンディ世代なシリーズファンが思う事など、結果を元に“本当の『トイ・ストーリー』”を探ります。

「受け入れられない」回答理由

・名作である1～3を見返しても、4の内容を思い出して辛くなりそう。3でアンディがボニーにおもちゃを譲るシーンも、感動した気持ちで見られなくなった。

・ボニーのウッディへの態度は、3の結末や短編にまで影響を与える行動であり、他シリーズまで傷つけられたように感じた。

・無理やり4に持っていった感が否めない。物語としてはいいが、シリーズ物としては最悪の結果になったと思う。

・ボニーはアンディから「私のカウボーイ！」と言って譲り受け、大切にすると約束したのに、約束も守られず、いなくなったことにも気がつかず、普通に生活している事に違和感しかない。

・劇中で1回もウッディーの事を呼ばず、「大切にしてくれるかな?」というアンディとの約束を守らず、ウッディをないがしろにしたボニーを受け入れることが出来なかったから。悲しい。

・やはり、おもちゃは子供達のそばにいて欲しかった。アンディは、おもちゃの幸せを願ってボニーにあげたはずなのに… こんな結果になるなら、アンディーにずっと大切にしてもらいたかった。

・「俺にはもう、これ（フォーキーを守る事）しかないんだよ! 」と必死に叫ぶウッディや、アイデンティティの1つであるボイスボックスをえぐり出されるウッディなんて、見たくなかった。悲しくなった。

・ウッディだけを除け者にするボニー、おもちゃを踏みつける父親…持ち主がおもちゃを大事にしていない数々のシーンは、見ていて何より辛かった。

・不自然なほど、やたらとウッディ1人だけが孤立しており、意図的に“のけ者”にされていた違和感。制作側の大人たちがボニーにそれをさせていたことが、透けて見えてしまった。

・受け入れられるような充分な描写がされていない。メッセージのために、キャラクターやストーリーが奉仕しすぎている。

・1～3を見て来たファンとしては、本作の結末に至るまでの過程、それぞれのおもちゃ達の気持ち、ウッディー達の気持ち、アンディーの意志など全てが、雑に処理されていると感じた。『トイストーリー4』と銘打つには、受け入れられない。

・内容が今までで一番薄く、想像のつくラストだった。

・シリーズを通して描かれていたおもちゃ社会のルール、キャラ設定…全てを打ち破るストーリーにガッカリ。本作には、子どもと遊んでいない時のおもちゃの生活を覗いているようなワクワク感などが全くなく、おもちゃ達が人間社会に干渉しすぎていた。

・無理なストーリー展開、キャラ設定の崩壊、過去作で育ってきたファンとしては見ていて違和感を感じる映画だった。

・ウッディの決断は別として、おもちゃが人間の前で動き過ぎたり、車の運転までしたり、落ちていた人形（ギャビー・ギャビー）を拾って帰るのを、簡単に親が許したり…今までのルールを無視する、ありえない展開の連続。

・私の中の『トイ・ストーリー』は、ウッディとバズのバディなので…それが今後もう無いと思うと、悲しくて本作の結末を受け入れられない。

・ウッディとバズが一緒にいてこそトイストーリー。バズ含め、ほかのおもちゃ達との別れの描写や理由が雑。そんな薄っぺらな関係じゃないでしょう、この24年は!!

・バズといるウッディ、おもちゃ達皆といるウッディが好きだったのに… 続編で本作を製作し、この結末に持って行くという、そこまでの大きな意義があったのか疑問。

全体的にまとめると「大好きだった今までのシリーズを、ないがしろにされた感」という意見が多数。

また「受け入れられない」人の回答は、他に比べてかなり長文のものが多かったです。

結果的に守られなかったアンディとの約束、ずっと見守ってきた大好きな仲間たちの別離、ヒーローだと思っていたウッディの、悲壮溢れる描写の数々…と、今までの『トイ・ストーリー』ファンには、少々辛い展開が多かった本作。

ですが、「何これ。無いわー。」でサッサと片付けるのでなく、今までのシリーズに大きな愛があるからこその「受け入れられない」なのだなと、強く感じました。

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