iPhoneのバッテリーは、長年使っていればどうしても劣化してしまうものです。「使い始めたころに比べると、最近バッテリーの減りが早くなった……」と不満を持っている方も多いことでしょう。

残念ながら経年劣化そのものを食い止めるのは困難ですが、普段の充電方法を少し見直せばバッテリーを長持ちさせること自体は可能です。

そこで今回は、「iPhone芸人」を自称する僕、かじがや卓哉が、バッテリーを劣化させてしまうNG充電例をお教えします。みなさんもこれを機に自分の充電方法を見直して、大切なiPhoneを少しでも長生きさせてあげましょう!

iPhone芸人・かじがや卓哉。日本に最初に上陸したiPhone 3Gから使いこなし、iPhone 6購入のためにApple Store銀座に10日間並んだ過去を持つ“超iPhone通”。いつしかiPhoneに関する相談を受けるようになり、今では業界内外を問わず、年間1000件以上の相談に乗っている。

「使い切ってから満充電」はNG

バッテリーの劣化を早めないために、まずは充電のタイミングを見直すことから始めましょう。

iPhoneのリチウムイオンバッテリーには、容量に対する放電量の比が大きいほど、バッテリーそのものに負担がかかってしまうという特徴があります。つまり、満充電から空っぽになるまで使い切ってしまうと、そのぶん放電量の比は大きくなり、バッテリーへの負担も増すわけです。

「これまで、バッテリーを使い切ってから充電していた」という人は、残りの容量が半分程度に差し掛かったらこまめに充電するように心がけて、少しでもバッテリーに負担をかけないようにしましょう。