MBS制作/TBS系で放送中の「情熱大陸」が4月10日放送回で900回を迎え、記念放送として「王者の覚悟~五輪金メダリストのプライド~」(仮)と題し、フィギュアスケートの羽生結弦選手を特集する。
2015年に脅威の最高得点を連発し、数々の金字塔を打ち立て“絶対王者”と呼ばれるようになった羽生選手は、スケート以外でもCM契約をはじめ、雑誌の表紙、バラエティーに時代劇にと引っ張りだこ。
“絶頂期”の真っただ中にいるはずの21歳だが番組が取材を始めた今年1月、宿泊先のホテルへ向かう車中で「ある意味孤独ですよね。こういうことって」と意外な言葉を取材ディレクターにつぶやいたという。
NHK杯、グランプリファイナルの優勝後には「難しいことができて当たり前、進化し続ける」とメディアの前で言い切る強さを持つ、羽生選手の言葉の真意を探るべく取材が進められた。3月に入り、カナダ・トロントで孤独な闘いを続ける羽生選手は、今シーズン最終戦となる米ボストンでの世界選手権(30日~4月2日開催)に挑む。
現在フリープログラムに4回転ジャンプを3度入れ、世界最高点をマークしていることから、今できることを確実にやれば世界選手権でも敵なしなのは事実。それでも「日々進化」と話す羽生選手はさらに高難度で公式戦ではいまだ成功者のいない「4回転ループ」にチャンスがあれば挑戦する意気込みだという。
900回の記念放送で自身が取り上げられることについて「プレッシャー、めちゃプレッシャー」と笑う羽生選手。「等身大の自分でいればいいかなと思っています。それが900回であろうと901回であろうと、もし1000回であったとしても、自分というものは自分しかいないので、自分らしく表現できればと思います」とコメントを寄せた。
番組は4月10日午後11時から放送。