日本の少女の心をキャッチし続けているドールと言えば、そうご存じ「リカちゃん人形」。可愛らしいキャラクターで、様々なタイプのものが発売されています。
その人気は日本だけにとどまらず、最近ではアメリカの女性人気シンガー、アリアナ・グランデのシングル「フォーカス」のミュージック・ビデオでコラボも果たしています。
また、その双璧とも言えるのが、スーパーモデル並みの体形でセクシーな衣装を着こなすバービー人形。どちらの人形が好きなのか、子どもたちのなかで派閥ができるほどの人気っぷりです。
そんなリカちゃん人形とバービー人形には共通点があるのをご存じですか?
実はどちらも「算数が苦手」だった過去がある点と、書籍『女の子は本当にピンクが好きなのか』で紹介されています。
リカちゃんの現在のプロフィールからは消えていますが、1967年にタカラ(現タカラトミー)から発売された時は「算数はニガ手だけど、国語、音楽、美術は得意」とされており、最近でも「まあ♡メルシー!絵日記は算数の宿題よりずっと楽しいわ♪」とツイートされています。
一方のバービー人形も1990年代に「数学の授業は難しいな」と話すタイプの人形を発売。どうやら数学が苦手だった様子です。ただ、この人形は女性団体から負の影響があると批判を受けてしまいました。
負の影響とは、「性別ステレオタイプを助長する」とのこと。女子の「算数が苦手」というイメージを助長すると指摘されたのです。日本人の我々としては、この批判に対して「そんな大げさな」と驚くことかもしれません。皆さんは、どう思いますか?
同書では、この「算数」と「女子」の関係について様々な調査結果を紹介しています。その一部を見ていきましょう。