ドリランドでは、アイテムやカードを使って冒険を進め、一気に進めようとしたり強い敵を倒すにはアイテムや強いカードが必要になる。無料プレイヤーでも手に入るんだけど、時間がかかったり、手に入る確率が低かったりする。たくさんのゲームが採用しているシステムだ。
だからアイテムやカードを買う。課金する気持ちは様々あるけど、基本的にはゲームがよくできていて、遊び続ける気になっているのが条件だろう。僕はサクサク進めるために課金することがあるし、友達と一緒にやっていたら友達を驚かせたいと思って課金するかもしれない。そこは様々だ。
だけどもし、
・お金をかけずに2時間かけたら手に入るアイテムが200円
・お金をかけずに20時間かけたら手に入るカードが2000円
とかで売っていれば、課金の目的は「時間短縮」のみになる。RMT(リアルマネートレーディング)が行われても、ゲームの外の世界でもそれぞれ200円とか2000円で売買されるはずだ。
じゃあなんでカードの値段が跳ね上がったりするかというと、不平等だからであり、ギャンブルでもそれが根本になってる。前回記事で書いてきたような、ガチャや課金の要素が組み合わさって、いろんなアイテムやカードが「今から1時間限定で誰でも」「課金して運のいい人だけ」「友達をゲームに招待した人だけ」など、一部の人だけに手に入ることが不平等を生み出し、その不平等がアイテムやカードの価値を押し上げることになるケースが多いように見える。
あまりに不平等になると過度なギャンブル性が生じ、あまりに平等になると時給労働みたいに愉快さゼロになってしまう。