日曜劇場「99.9-刑事専門弁護士-」(TBS系・4月17日スタート)の完成披露試写会&舞台あいさつが14日、都内で行われ、出演者の嵐・松本潤、榮倉奈々、青木崇高、片桐仁、マギー、渡辺真起子、奥田瑛二、岸部一徳が出席した。
このドラマは、個性派ぞろいの刑事専門弁護士たちが逆転不可能といわれる刑事事件に挑んでいく、痛快リーガル・エンターテイメント。松本が演じるのは、99.9%有罪が確定した案件にも0.1%の可能性があれば事実を求め、納得するまでとことん追及していく型破りな弁護士。松本は日曜劇場初主演で初の弁護士役に挑む。
主人公の弁護士・深山大翔を演じる松本は観客を前に「これだけの素敵なキャスト、スタッフの方々と一緒に作品を作れることがすごくうれしく、毎日楽しんで撮影しています」とあいさつ。
初の弁護士役に「裁判の制度などを本で調べたり、刑事専門弁護士の方に直接話を聞いたり」と熱心に役作りに励んでおり、法廷でのシーンも「大変ですがやりがいがあります。現場の一体感も出た、いいシーン」と自信を見せ「若い世代の方にも、日曜劇場のファンの方にも楽しんでいただける作品になったと思う。自信作です」とコメントした。
一方榮倉が演じるのは、エリート弁護士だがプロレス好きの“プ女子”という、ひとクセある性格の持ち主。「最初はとまどいもあったけど、だんだん興味が出てきた」と言い、今後松本に技をかけるシーンもあるかと問われると「あるかもしれませんね」と笑みを浮かべた。
出演舞台のため欠席した共演の香川照之はビデオメッセージを寄せた。松本は初共演の香川について「現場の空気をコントロールしてくださる方。僕自身の芝居に対しても一個ドライブをかけてくださる。今は1カ月間いなくてさびしい思いをしています」と語っていた。
キャスト陣は何度も「撮影現場が楽しい」と口にし、会見でもキャスト陣が片桐をたびたびイジるなど、現場は和気あいあいとした雰囲気のよう。松本は「撮影現場は芸達者な皆さんに刺激をもらえて楽しい。自分もその中で何ができるかを考えている」と充実した日々を送っていることを明かした。
物語に登場するキャラクターの中で誰に弁護されたいかという質問に「深山はイヤかも。自分と似てるからかな」と笑った松本。オリジナル作品ゆえ、深山のキャラクターは松本が演じることをイメージして当て書きされた部分もあり、台本に共感する部分もあるそう。
自身について「細かい。こだわり始めると細かくなっていくところはあるなぁと。0.1%までは求めないですけど、若干似ている」。逆に「グループでの仕事も芝居のお仕事も、自分ひとりでやることじゃない。1人で1点にこだわり続けてももの作りはできない。みんなのOKラインを探していくと、0.1%よりもう少しパーセンテージは上がっていく。そこが大きな違いかなと思う」と分析していた。