田中圭(左)と林遣都

 『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』大ヒットン御礼ファン感謝祭が4日、東京都内で行われ、出演者の田中圭、林遣都と瑠東東一郎監督が登壇した。

 男同士のピュアな恋愛を描いた人気ドラマの劇場版となる本作は、公開2週間弱で、観客動員数100万人を突破する大ヒットを記録した。

 この日の会場には「20回以上見た」というリピーターもおり、田中は「すごい。俺らよりせりふ覚えてるね!」と満面の笑み。林も「僕の地元が滋賀県なんですが、(劇場で)母の目の前に中学のときの担任の先生がいたそうで。本当にうれしいです」と語った。

 終盤には、春田創一(田中)、牧凌太(林)として1年半、一緒に駆け抜けてきた2人が、互いにメッセージを送り合うコーナーも。

 田中は「撮影では遣都の情熱をひしひしと感じたし、とにかく楽しかった。この作品がここまでピュアなラブストーリーとして見た人に受け入れてもらえてるのは、絶対的に牧という男を遣都が生きてくれたから。そうでなければ俺の春田はああはなっていなかったし、感謝しています」と、笑顔を見せた。

 さらに「どうせこれから先も、付き合いは一生モノだと思っているので、特に言葉にすることはないんだけど」と続けると、最後に「一つだけ言うと、たまに(感覚が)ズレてるから気をつけろよ。本当に。すっごいズレているからな!」と駄目出しして、笑いを誘った。

 一方、林は「ズレてる僕のことも含め、人の駄目な部分とかも全部ひっくるめて付き合ってくれるのが圭くん」とにっこり。

 また「牧という役が(観客から)愛される環境を作ってくれたのも圭くんだし、牧を作ることができたのも、相手が俳優・田中圭さんだったから。春田の立ち位置は、ずっと(経験を)積み重ねてきた人にしかできないもの。自分もいつか圭くんがやっているようなことをやりたいと思って仕事をしています」と、尊敬の念を伝えた。